今後2ヶ月間、地球に第二の月ができます
COBRAの2024年9月24日の記事「Ending the Cycle」で紹介された記事「Earth will get a second "mini-moon" for 2 months this year」を翻訳しました。
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”今から11月22日までの期間は、二元性の最終的なトライアンギュレーションの時期であり、多くのことが完了に向かうでしょう。このプロセスは、地球の第二の月を通じてエネルギー的に行われます。”
元記事
今年9月29日から11月25日までの間、ある小惑星が地球の周りを馬蹄形に周回し始めます。つまり、地球に第二の月「ミニムーン」ができるのです。小惑星自体は8月に発見されました。
NASAが出資する小惑星監視システム「Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System(地球衝突可能性小惑星最終警戒システム)」の担当者は、南アフリカ共和国サザーランドにある観測機器を用いて小惑星「2024 PT5」を発見しました。
21日間、その小惑星の軌道を追跡してきたマドリード・コンプルテンセ大学の科学者たちは、今後の進路を割り出すことに成功しました。同大学の学術誌『Research Notes of the AAs』に掲載された研究結果によると、2024 PT5はアルジュナ小惑星帯の一小惑星であり、通常は太陽の周りを回っているようです。
この小惑星が、今回は地球の引力に引き寄せられ、わずか56.6日の間ですが、地球の衛星のように周回することになります。
地球外天体(NEO)が地球の軌道に乗るのは、実は今回が初めてのことではありません。その多くは地球の周りを一周する前に出ていってしまいましたが、中には何度か周回することに成功し、少しの間ミニムーンになったものもありました。
例えば「2020 CD3」がそうで、こちらの小惑星は数年間はミニムーンとなって軌道に乗り、2020年に離れました。「2022 NX1」と呼ばれる小惑星も、1981年と2022年に地球のミニムーンとなりました。この小惑星は2051年に再び地球に接近すると言われています。
今回お伝えしている「2024 PT5」について、こちらはこれまでのミニムーンよりも大きく、2055年にも再び地球の軌道に戻ってくると考えられています。
地球の重力に引き寄せられると、その後は地球の軌道のルールに則って動くことになります。つまりは、地球の引力からすぐに逃れることはできなくなります。地球の軌道から外れた後は、他の惑星や太陽系の小惑星と同じように、今度は太陽を中心に周回し始めます。
ただし、軌道を離れた後も数か月間は地球の近辺にとどまることになりそうです。そして2025年1月9日には地球に最も接近する瞬間があります。最接近すると、そこからは急速に地球を離れていきます。その後、約30年経ってからは再び地球の軌道に戻るとも目測されています。
ちなみに、このミニムーンはアマチュア用望遠鏡や双眼鏡では小さすぎて見えないそうです。観測には高性能な機器を持つプロの天文学者の助けが必要だと考えられています。
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