際限ない恋愛対象と変わらない自分自身

例えば俺が10代後半の頃は
20代後半より上の女性なんて
決して恋愛対象じゃなくて。
 
20代後半がすごく大人に思えてて。
まるで自分とは別世界にいるように感じてて。
せいぜい10代後半から20代前半が恋愛対象。
 
実際に20代後半より上の女性と
お付き合いする機会はもちろん、
巡り合う機会すらもなかった。
 
 
例えば俺が20代後半の頃は
30代後半より上の女性なんて
決して恋愛対象じゃなくて。
 
30代後半がすごく大人に思えてて。
あたかも人間として完成しているかのように感じてて。
せいぜい20代前半から30代前半が恋愛対象。
 
実際に30代後半より上の女性と
お付き合いする機会はもちろん、
巡り合う機会すらもなかった。
 
 
そんな風に考えると、
自分が年を経るのに比例して
恋愛対象の年齢層もぐんぐん伸びていくもんで。
 
 
しかも20代だろうが30代だろうが
いざ自分がなってみると
思っていたより全く大人じゃなくて。
 
この調子じゃ40代も50代も、
やっぱり未熟なまんまな気がする。
 
「三つ子の魂百まで」って
本当によく言ったもんだ。大正解。
 
いくつになっても自分は自分のまんま。
背伸びしようがしまいが自分は自分のまんま。
 
 
こんな感じがずっと続いて、
仮に俺が40代後半になったら
20代から40代までが恋愛対象になってて。
 
70代後半になったら70代までが恋愛対象?
90代後半になったら90代までが恋愛対象?
 
うげぇ。うげぇ。信じられない。嘘くさい。
そもそも、そこまで長生きできる保証もないけど。
 
 
そんでやっぱり俺は俺のまんまで。
 
50代だろうが70代だろうが90代だろうが、
こんなことを思い続けているんだろうなぁ。