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たまには好きなものを紹介してみる
今はもう、社会人になって10年近く経つわけですが、いくつになっても昔の話しをふと思い出したりするのです。
それはつい最近のことだったり、10年前のことだったり、小学生の頃だったりと、さまざまあって。ただ、その時に一瞬心を過る切なさに、息苦しさを感じることもあって。
その時に思うのは、楽しいことって案外覚えていないんだなぁ、ということなのです。しくじったこと、失敗したことを思い出すことはあっても、逆ってそういえば殆どありません。
つまり、日々過ごす中でふりかかる膨大な情報の中から私たちは、特に楽しかったことや嬉しかった思い出を、記憶に残していくように努めていくべきなのです。
。。。
暗い話し、思い出、記憶の全てが悪いかというと、それも違うとは思います。嬉しさを覚えるとき、その前の辛さや苦しさを乗り越えて掴み取ったものであったならば、その対比から嬉しさがさらに増えると考えるからです。
たまに毒を吐くお笑いさん然り、明るい調子の曲中に一瞬入るマイナーコード然り、スイカの甘さを引き立てるひとつまみの塩然り。
伝わるでしょうか。
全部が全部ポジティブにしてしまう必要はなくって、ネガティブだって使いようだぞ、ということが言いたいのです。
このバランスを取るのが、実際にはとても難しいわけなのですがここを、絶妙に紡いでいるなぁ、と感じる歌を聴いたので、今回はそちらを紹介して終えたいと思います。
ハルカトミユキ。
2人組のアーティストで、お二人の名前から付けられているそうです。
詩人としてのバックボーンがあるからか、どの曲も詞を読んでいるだけで楽しいのですが、ここに曲を付けてしまうのですから、アーティストとは天才職人だなぁ、と思わざるを得ません。
そんなハルカトミユキさんの沢山の作品の中から、今回はコチラ。
公式サイトやYouTubeに、MVもアップされています。詩を読んで、良いな、と思った方は、ぜひそちらも聴いてみてください。