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ウクレリアンとして

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ウクレレを始めたきっかけは、映画「カイロの紫のバラ」(1987年)を見て。そして、渋谷のヤマハでフェイマスのパイナップルを購入。 この頃はまだ、オオタサンって誰? しかし、ウクレ…
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#関口和之

ウクレレオーケストラ・オブ・グレートブリテン

今回の投稿は、2003年に発売されたウクレレオーケーストラ・オブ・グレートブリテンのアルバム『シークレット・オブ・ライフ The Secret of Life』に寄せた関口和之のライナーノーツをご紹介します。 ーウクレレという楽器を持った時点で 音楽家としては人前でパンツを脱いだようなもの。 でもそこに蝶タイを締めてみるともっと面白いー 僕が渋谷の楽器店でフェイマスのウクレレを手に入れたのが1986年のこと。時を同じくして、しかも同じきっかけで同じウクレレを同じ教則本付きで

楽園 ウクレレフェスティバル

【1993年に新潟日報でスタートした連載を原文のまま掲載】  ハワイもどうやら異常気象らしい。まだ梅雨明け前のうっとうしい日本を抜けだしてホノルル空港に降りたった僕たちを迎えたのは、なんとたたきつけるようなすさまじいあらしだった。雨は決して珍しくはないが、この季節にこんな暴風雨というのは、聞いたことがない。  何よりも僕は次の日の天気が気掛かりだった。晴れてくれないと困る、と空をおおいつくす雲を見上げながらなかば祈るような気持ちだった。というのは、今回の旅行の目的は、翌日

ちっぽけなウクレレの価値とは

【1993年に新潟日報でスタートした連載を原文のまま掲載】  またまたウクレレの話。  先日、ハワイでとてつもない掘り出し物を見つけた。1920年代製造のマーチンのウクレレである。価値の分からない人には何のことか分からないだろうが、とにかく珍しい物である。  僕はウクレレ愛好家であって、マニアではないのだから、珍しい物に飛びついたり、買いあさったりするあさましいまねはよそうと常々心に誓ってはいた。しかし、そのウクレレの輝きには負けた。正確にいえば埃まみれだったけど、僕の

愛される楽器、ウクレレとは

2012年5月3日(木) – 2013年3月17日(日)に行われた 金沢21世紀ミュージアムでのプロジェクト 「Aloha Amigo! フェデリコ・エレロ×関口和之」 この時に関口和之が寄せたメッセージを掲載。 「ウクレレを弾く人、またはウクレレに関わる人達の中で、  ハッピーでない人は見たことが無い!」 これはビートルズのジョージ・ハリスンの言葉です。 “HAPPY”はウクレレを語る上で最も重要なキーワードになるでしょう。 ちっぽけだけれど、 人々に幸せをもたらすこの楽

ウクレレコレクションVol.15  KoALOHA ハワイ大学限定 スタンダード

コアロハがハワイ大学のノベルティーショップ用につくったウクレレ。 大学構内のショップおよびワードセンターのショップで買える。 僕はワードセンターのショップで購入。コンサートタイプもある。

ウクレレコレクションVol.14 Guild 1960's スタンダード

アコースティックギターが有名なギルド社のウクレレ。 どうもプロトタイプらしい。

ウクレレコレクションVol.13 LYMANA スタンダード

オアフ島カイムキに住む職人ライマンの手によるスタンダード。 ハワイ島のD.カビカ氏と友人なだけあってゼロフレット仕様のウクレレ。

ウクレレコレクションVol.12 Tony Graziano テナー

オオタサンがハワイで入手し、ピックアップをつけたものを、本人から譲ってもらった。

ウクレレコレクションVol.11 Islander マーブルグリーン

このグリーンはスペシャルカラー。 マカフェリ社が作った、かなり精巧なプラスチックウクレレ。

ウクレレコレクションVol.10 バンジョーウクレレ

メーカーは不明だが、カウボーイスタイルのイラストがおしゃれ。 ニューヨークで購入。

ウクレレコレクションVol.9 Roy Smeck Vita Uke

弦楽器の魔術師と呼ばれたロイ・スメックの名を冠したウクレレ。 洋梨型のボディーにアシカに見えるサウンドホールがとってもキュート。

ウクレレコレクションVol.8 Gretsch スタンダード

以前、オオタサンからもらったもの。 一時はあらゆるギターメーカーがウクレレを作っていた。

ウクレレコレクションVol.7 KAMAKA ゴールドラベル スタンダード

ゴールドラベルのものでも、この白いバインディングがあるものは珍しい。

ウクレレコレクションVol.6 KAMAKA ゴールドラベル パイナップル

1950~60年代にはボディ内側のラベルが金色だったのでそう呼ばれる。