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瀬崎百絵「Bad custom」の映像制作をしました。
アーティスト兼イラストレーター・瀬崎百絵さんの作品「Bad custom」の、制作過程の映像制作を担当させていただきました。
この作品は、2019年度に解体予定の船場マンションというところに、アーティスト11名の方が集まって作品を作り上げる企画「消えるアートプロジェクト」の一つ。
瀬崎さんのnoteに作品の作画意図について掲載されておりますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
アートの受け取り方
Bad custom (邦題:悪しき習慣)は、ジェンダー問題を取り上げていますが、瀬崎さんの記事にもある通り、アートは人によって受け取り方が異なります。
この作品は、窓に描かれています。(ぜひ、映像を見て欲しいのですが、)左側の下着の女性は、窓を開くと右側の服を着ます。
周りの紫の手と彼女の涙、お茶汲み。女性という「性」を持ったことで、社会で不快な思いをすることがある。ハラスメントの受け取り方も、人によって異なります。だからこそ、解決が難しい。わたしは良くても、あなたはよくない。そこの線引きが、難しい。
さいごに
言葉に語弊があるかもしれませんが、この企画のようなマンションの解体、とか、性に対するハラスメントや、昨今のコロナウイルス感染症の影響など、外部要因で生まれるアートがあります。
それは、絵だけでなく、音楽や写真や文章など、さまざま。
マイナスな要因が増えてはいけない、と思う反面、歴史やその時の感情を伝えるために、アートが必要なんだと気付かされます。
いろんな視点で、この自粛期間に生まれたアートに出会って行きたいですね。
YouTubeで、今回の作品の映像を見ることができます。
是非、チェックしてくださいね。