リリアちゃんの容姿がいかにキュートかを語りまくる記事
推し語りをしたい。私は人の推し語りを聞くのが好きだ。各人特有の視点をとおしてキャラの魅力に気づくことができるからだ。
さらにその人と私の推しが同じであったのなら、ひたすら赤べこのように首を縦に振って「わかるわ」「わかる」「そういう見方もあったか」と思うし、何より推しが不特定多数に愛でられているという現実はなにより甘美だ。
だから私もやろうと思う。
今回紹介する私の推しは、ツイステッドワンダーランドというアプリゲームに登場するリリア・ヴァンルージュさんである。
超絶かわいい幼い見た目だが、実は妖精族のおじいちゃんなので人生経験豊富。強くてむちゃくちゃ頼もしい。好奇心旺盛で多趣味。ヘビーメタルとネットゲームが好き。破天荒でちょっぴりガサツ。
詳しい説明は省く。この先はキミの目で確かめてみてくれ……!
今回は推しの容姿のかわいさに絞って語ることにする。プレゼンのつもりはなく、好きなところをただ語るという形にする。
テーマを限定する理由は、魅力すべてを包括するとまとまりがなくなってしまうからだ。 それに、推しの魅力というのは奥深く、いろんな観点で語ることができてしまう。それを1つの記事にまとめてしまうと、どうしても薄味になってとてももったいない。
言うまでもないがこれは私個人の想いであるのでご容赦いただきたい。人の数だけ推しの印象がある。
理由を簡潔に述べよ
私がリリアちゃんを推しはじめたきっかけはとても単純で、見た目が女の子みたいですごくかわいかったからである。私は女性的な見た目の男性キャラが好きだ。
しかもただかわいいのではなく、セクシーな妖しさがあったのがトドメになった。あけすけに言うと「この子、サキュバスみたいでヘキに刺さるッ」だった。すまんな。あと、のじゃろりが好き。
内面について語りたいことは山ほどあるが、今回は容姿に着目していく。
赤ちゃんみてぇな顔がかわいい~ッ!
まず、顔がかわいすぎると思う。(苦言じゃない。顔がかわいすぎて困ることはない)
リリアちゃんはかわいい。特に推してない人でも「カワイイ系の顔ね」ということは認めていただけると思う。さて、彼はなぜこんなにもかわいいのか、それはベビースキーマに秘密があると思う。
ベビースキーマとは、人間が「かわいい」と思う見た目の特徴のことである。ベビースキーマを持つ生き物の例として、人間の赤ちゃんや猫などがある。個人の好みもあるとは思うが、それらがかわいいとみなされることはおおむね同意を得られると思う。
たとえば以下のような特徴がベビースキーマの要素の一端である。
体に対して頭が大きめ
目が大きくて顔の中心よりやや下に位置する
輪郭が丸くて、ほっぺたがふっくらしている
この特徴はかわいさを演出する手段として、キャラクターデザインに使用されている。たとえばキティちゃんなんかは典型的なベビースキーマ顔で、真ん中に寄った顔とまあるい頭が、なるほどかわいい。
さて、リリアちゃんの顔はベビースキーマだと思う。頭と肩の幅に大きな差がなく、目がおっきくて、顔の重心が下にあり、丸に近い輪郭をしている。
何が言いたいのかというと、つまり、リリアちゃんはだれが見ても「かわいい」の枠から外れない。それがたまらないのだ。
だって、推しが論理的に疑いようもなくかわいいって最高じゃないですか?
なのに、こんなにベビーフェイスなのに、精神は成熟しきっていて人生経験が豊富なのだ。この「めまい」がまたたまらない。
そういう、見た目からははかり知れないほどの中身を持っているものに、私は弱い。片手に収まるサイズなのに中身には壮大な物語が詰まっている本みたいでわくわくする。
私はテンションが高いときにこの顔を見るとキュートアグレッションが暴発し、ときにはチャンキーコングがタックル攻撃をするときみたいな声を出してしまう。
しかも、これでいてパパなのだ。こんなベビーフェイスの妖精が赤ちゃんシルバーを抱っこして育てて、立派な青年に育て上げたのだ。そう思うだけで涙が出てくる。がんばってくれてありがとう。
包み隠さず言うと、これは子猫を育てる親猫を見ている時の感情に近い。かわいいものが立派にかわいいものを育てている。かわいいけれど立派な大人なのだ、ということが分かって尊敬の気持ちが沸き起こるのだ。
あるいは、かわいいままで大人になれる、という希望を感じるのかもしれない。
魅せ方をわかっている表情づくり
お顔がかわいいので、当然表情も全部かわいい。
特に最高なのはやっぱり笑顔である。
彼は自分のかわいさにしっかりと自信を持っており、かわいさを利用してさまざまな恩恵を受けて生きてきた。 そのせいか、自分の魅せ方をよくわかっている。
それが表情にもよく表れている。 表情の作り方がぜんぶ完成されているのだ。怒ってる時も「ぷんぷん」みたいな効果音が付きそうな顔だし、このベリベリキュートな笑顔も、絵文字みたいな笑顔である。
なんか分かりやすくて記号的というか……マンガっぽい。こんな完璧な表情を作れるのはやはり年の功なのだろうか。何百年も自分のかわいさと向き合い、研鑽していくとこうなるのだろうか。
その一方で、心からの感情が溢れたときの顔を見たときは心が打ち震えたよね……。
服の着こなしのこだわり
魅せ方を熟知しているリリアちゃんなので、当然お洋服の着こなしをもってしても自分のかわいさを表現している。
オーバーサイズは強者のしるし
リリアちゃんは「かわいい」のために動きやすさを犠牲にすることがある。 寮服のコートはどう考えてもデカすぎるし、繊細な作業が求められるはずの実験着の袖が長すぎる。彼はそれにもちろん不便さは感じているようだが、上の画像で語られるように、かわいさのために我慢しているのだ。
オーバーサイズは体の華奢さを際立たせる。ぶっとい袖から細い手首が出ているとその儚さにドキッとする。
そう、これも「かわいさ」を演出するための仕掛けなのだ。隙がない。
それと同時に、このオーバーサイズからは強者の余裕を感じられる。 リリアちゃんは身の程知らずの不良に絡まれることもある。このかわゆい見た目のせいで弱いと勘違いされてしまうのだ。
しかしリリアちゃんは強い。動きにくい服装であってもだ。体の小ささを生かした軽い身のこなしであっというまに小童どもをわからせてしまう。
戦いに向かない格好でも普段の喧嘩くらい簡単にこなせてしまう。ただかわいいように見えて、リリアちゃんのぶかぶかサイズのお洋服は彼の強さをメタ的に表しているようにも見える。
この子ただのコドモではないな、と察する制服の着こなし
リリアちゃんの制服の着こなしについてねっとりと見ていく。 制服の着こなしはかわいい全振りというよりもかっこいいが強いと思う。それもまたかわいいのだが。
リリアちゃんはこれまたでかいサイズのジャケットをマントのように肩にかけている。それがヴァンパイアを想起させてかっこいい。飛んだり跳ねたりするとそれがヒラヒラとしてうつくしい。
上から逆さまで出てくるとき、このジャケットはどうなっているのだろうか。肩に糊でもついてんのかい!
さらに、ボトムスから下もおしゃれである。なんというか、あんまり学生っぽくないと思う。いい意味で。
ゴールドのヒールがあるローファーとか、これまたゴールドの装飾がついたパンツとか。渋い高級感がある。大人っぽい。でも落ち着きすぎない。破天荒ではじけた感じがきちんとする。なんか、こなれたしゃれっ気と大人っぽさがある。そこに彼の老成した部分が出てきているのだと思う。いやほんとにキャラデザがすごい。
なのにハイウエストと七分丈でちょっとかわいい感じを出しているのもすごい。やはり隙がない。
あとリボンタイ。自分にリボンタイが似合うということを当然のように知っていて実践しているのが良い。自分がかわいいことを客観的に分析したうえで身に着けるものを選んでいるのがあざとくてかわいい。ありがとう。
リリアちゃんはリボン組の中でもちょうちょ結びがいちばんうまい気がする。リボンの上がちょっと下側に寝ていて、そこにまろみが生まれており、かわいい。
おそらく研究した中で生み出したいちばんかわいい形状なのだと思う。そこもまた先輩っぽさが出ていて、良い。
おわり!
推しの容姿について存分に語らせてもらった。とりあえず言語化できていることはこれくらいだ。 楽しかったし、あらためて分析することで気づくこともあった。
最後にも言っておくと、これはただのいちオタクのポジティブな感想であり、なんにも根拠はない。
リリアちゃん最推しではあるが、正直ほかのキャラも全員良い。 すべてのキャラに「ここがいいところだよね」というポイントがある。それってすごいことだなと思う。見た目も内面もしっかり作りこまれているんだなぁ。
ほんと出会えてよかった。ありがとう、ツイステッドワンダーランド。
またやろう~。