
自分を守ること
新年から石川での地震や羽田での飛行機事故があり、連日被災地や事故原因についての報道がされています。
今回の2つの災害や事故は私にとって全く関係ないものではありませんでした。
石川県出身の友人が多く、お正月帰省していたため連絡が取れるまではずっと気になり心配でした。
そして、別の友人は、海外から羽田へ帰国する予定が事故の影響で急遽、関西空港へ着陸となり、帰ってくるまでにだいぶ時間がかかって大変だったようですが無事帰宅したとの連絡がありました。
まずはそれぞれの友人が無事でよかった。
石川では多くの方が今まさに被災に合われた中、自宅の片付けや、さらには自宅が倒壊してしまったり、家族を失ってしまったり大変なことと思います。
そして、飛行機に残された動物の命が助けられなかったという報道も聞きました。
災害が起こったとき、当然ながらテレビでは各局被災地の映像がながれ、当時の映像も繰り返し放送されます。
そういった映像を見て被災地ではない場所に住んでいながらも気持ちが沈み、悲しみが強くなり自分に余裕がなくなってしまう、いわゆる共感疲労に見舞われることもあると思います。
共感疲労とは、他者の痛み苦しみに共感するあまりに心が疲れてしまうことを言うそうです。
これを今読んでいる方は大丈夫ですか??
実は私はこの共感疲労を感じやすいタイプにあります。
それをとても強く感じたのは、安倍元総理が亡くなられた報道がされたときでした。
さっきまで演説していた方が突然に。
朝いつも通りに見送っただろうご家族の気持ち。
こんな事があっていいのか、と報道を見ては涙を流し、家族が目の前にいる環境に当たり前じゃないんだなぁとまた涙を流し、と気持ちが波打つことが続き、テレビをしばらくつけるのをやめました。
それ以降、震災や事件や事故の報道が繰り返しされると同じような感情になってしまいがちなため、情報はネットなどで確認し、映像ではあまり見ないようにしています。
自分に何か出来ることはないだろうか。
私はこうして温かいご飯と布団で普通に生活していていいんだろうか。
笑うこと、楽しむことを今しても人としてダメじゃないか。
こういう時、とても考えてしまいます。
しかし、被災地などで支援にあたるお医者さんや看護師さん、救助に当たる方などはむしろよく食べ、よく寝て、笑うことも避けずにいつも通り自分をしっかり整えることを大切にするそうです。
正しく行動すること
これは、自分をしっかり守る行動をとることもそのうちに入ります。
そうした上で、自分に出来ることを出来る範囲ですることが大切になると思います。
子どももこういうとき、大人以上に感受性が高かったり、すぐ近くで起きているかのように恐怖心が強くなってしまったりもするようです。
親である自分が整ってなければ子どもの安心も守ってあげられないですよね。
自分を守ることを優先することは決していけないことではありません。
被災地の方や、飛行機事故に遭遇した方々の気持ちが前を向けるように本当に願うばかりです。