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私の世界に写ってくれて、愛をくれてありがとう。

2019年
身体を壊して車椅子になった。
演劇の仕事も、健康も、一緒にいてくれた人も
ぜんぶなくなった。
毎日泣いて、全てどうでもよくなった。

2020年
とにかく自分のために好きなことを続けようと、無我夢中でシャッターを切った。

2021年
写真のお仕事をいただけるようになり、
想像もしていなかったたくさんの素敵な人たちと出会い、世界が広がった年。

私にとって、撮ることは愛だ。
好きだからこそ撮るし、残したいから撮る。
写真は、愛を伝えられるんだと初めて感じた年。
たしかに幸せを共有できた瞬間がたくさんあった。

ただお茶するだけじゃなくて、写真を撮るからこそ再開できた縁や出会えた縁。
写真を撮っていてよかったと、素直に思えた2021年。

写真って
撮るのはその瞬間だけど、
その写真を見たら前日の気持ちやそのあとの出来事まで思い出したりする。
撮ったからこそ、愛しく大事なものになったりもする。

私の世界に写ってくれたみんなを思い出しながらまとめた今回のnote。
写ってくれたみんな、そして私を見つけ出してくれたみんな、本当にありがとう。
ここには載せられないものも多くあるけれど、どれも変わらず、私からの愛が届けばいいな。
私が日本に帰ってきてから
大学以外の外部での初舞台に立った際に
スタッフをしてくれていたあずささん。

なんだかんだ
もう6年目くらいの付き合いなのかも。
公園で笑いながら写真を撮って、お茶して、
より仲良くなれた気がするの。
カメラ雑誌GENICさんのモニターツアーに当選し、まさかの伊佐知美さん、片淵ゆり(ぽんず)さん、ていえみちゃんと北海道の上川町へ。

まさか学生時代から大好きだった人たちと
一緒に旅ができるなんてね。
私の2021年は
ここから大きく楽しい道になった気がする。
雄大な山を背景と、ぽんずさん。
カメラマンは撮りたい景色のために、みんな頑張って朝起きる。
ぽんずさんと知美さん。

気さくで話しやすくて
4人で食べたお夕飯はとてつもなく美味しくて、
お酒も進んで、騒ぐわけではないけれど静かに楽しくて
人と食事をするのが緊張しがちな私が
「大好きなひとたちと楽しい時間を共有できる、この食事の時間最高!」って思った記憶がある。
知美さん。
このとき右腕骨折してるのに左手で信じられないほど素敵な写真を撮るので
本当に尊敬。
去年出会ったメリィちゃん。
モデルの仕事で出会い、
そののちSonyさんでのお仕事でも一緒に。

写真を撮りに行こうと神奈川の海まで遠出した、夜が少し好きになった日。
お宿のPRで訪れた箱根。
モデルが必要だ、と大学時代からの親友に
連絡を取り、ついてきてもらった。

2人で旅をするのは初めてで
「冒険だね」って笑いながら街を歩いた。
今私が所属している劇団「東京ジャンクZ」。
そこに以前所属していた粂川さん。

劇場を作る想いを記事にしてほしいと依頼をいただいた際に撮った1枚。

話しているうちに意気投合して一緒に登山に行くまでに。私の書く文章を評価してくださったのも、嬉しい出来事だった。
GENICさんから1カ月ほど
Nikon Z 5をお貸しいただけることになり、
自分のイメージに合うモデルさんを撮影したい、と連絡を取ったのが「悪い芝居」所属の俳優、
中西柚貴さん。

表情も仕草も、本当に絵になって、
人を撮ることが好きだと改めて思えた日。
↑こちらの写真はGENIC 10月号にも掲載された1枚。
以前一度、友人の紹介で出会ったセイナちゃん。
可愛らしい雰囲気とファンタジーさがマッチする素敵なモデルさんで
この時をきっかけにたくさんお話しするようになった。
GENICさんからZ5をお貸しいただいたメンバーで神奈川の海へ。

儚いイメージと海が似合う、
北海道でも一緒だったていちゃん。
Z 5の仲間のひょんちゃん。
日本中を旅をしながらワーケーションしている素敵な人。いつも笑顔でインスタグラムを見るたびに元気がでる。
今年5月に私が出演した、言葉のアリア「煙が目にしみる」で共演した俳優3人と江の島へ。
この日3人と出かけてよかったと、今でも思う。

この1枚は、このあともずっと私の世界に写ってくれることになる俳優、斎藤かずえ。
なんでもない瞬間、ただ3人が話してるだけ。
笑ってるだけ。
それが一番愛おしい。
去年出会い
かけがえのない大切な友人となった、
あやかさん。

大人になってからでもこんなに素敵な友人ができて幸せだなと毎日思う。
箱根での1枚。
大学時代の友人あんじゅちゃんが結婚をして、
たぶん初めてちゃんとDMをして撮らせてもらった写真たち。

あんじゅちゃんと旦那さんは今日に向けて準備してくれたことを話してくれた。
当日は、あんじゅちゃんが照れて笑っているところを旦那さんがぐっと肩をよせたりして
2人の自然な笑顔が撮れたと思う。

本当に可愛らしい2人で私もニコニコしちゃった。
そして今年の下半期での結婚式では、ウェルカムスペースで何枚か写真を使ってくれた…
こうやって喜んでもらえたり、誰かの大切な瞬間の1枚のお手伝いができること、
何より幸せだなぁと思う。
今年の5月、じぶんジカンさん×古性のちさんの
「最高の1日を考える」ノートプロダクトのモデルとして参加させていただいた際の裏側。

モデルとして参加できたこと、
大好きなのちさんの撮る姿を見られたこと、
ノートがどう丁寧に作られているか、
自分で見られたこと。
とっても貴重な経験。
この日が初めましての、
美しい黒が似合うmiyuちゃん。
初めましてなのにたくさんお話が盛り上がった。
私がピンチの時にかけつけてくれる素敵な人。
またしても初めましてのまあやさん。
桜が舞う中、お散歩気分で撮影。
今でも優しい言葉をかけてくださる、あったかい人。
2度目のセイナちゃん。
私が挑戦してみたいことをその場で協力してくれるので
本当にありがたいし大好きだなぁ。
笑った顔、だいすき。
ある日、どうしても自然を撮りたくて母と群馬の山へ。
写っているのは母。
私は特にこれ!と言った特技はないけれど
こうして思い出の写真を残すことは得意だと思う。
とある企画でテーマが「お散歩」だった時に
兄夫婦に頼んで
姪のお散歩時間にお邪魔したときのもの。

本当にただお散歩していただけなのに、
ファインダーを通してみる3人と1匹は
愛でしかなかったよ。
今回はセイナちゃんの友人であり
素敵なビジネスパートナーでもあるカスミさんとのペアショット。

アメリカンでポップ、
雑誌の1ページにありそうなものを
イメージして撮影。
友人同士ということもあって
2人の笑顔が素直で自然で、
本当に撮ってて私も楽しかった。
うちに泊まった幼馴染。
次の日一緒にカフェに行った帰り道。

GENICさんからお借りしたZ fcをもって、ただなんとなくファインダーをのぞいた夏の道。

木漏れ日の中を歩く幼馴染を撮った。
それだけ。それだけなのに、大好きな写真。

5歳の頃から一緒に写るアルバムの写真を2人で見て思い出話をするけれど、そのアルバムの1ページにまたこうやって2人の思い出が増えていくのが嬉しい。
幼馴染といったカフェ。
大好きな人を誘って、とある古民家のカフェにかき氷を食べに行った、ある夏の日。
なんだか緊張して
うまく撮れた気がしなかったけれど、
この1枚を見るとその時の緊張を思い出す。
だけど楽しくて、ずっと笑ってて、大事な思い出。
かずえと葉山に撮影へ。
朝から暑い中、歩いてカフェで休んで、
また歩いて。
美しい夕日をランタンの中に閉じ込めた。
初めまして、でも似たような演劇の界隈の俳優、太田ナツキさん。

佇むだけでも存在感があって、
この人はシンプルな服でも絶対いける!と
思い切って「Tシャツとジーンズで」と指示。

想像以上にかっこよく、かわいく、撮っていてこちらが置いてかれないようにしなきゃ!
となった記憶。
自分の知り合いに見せたところ

「プロポーズされると思わなくて、
普通のデートだと思ってカジュアルな恰好で来ちゃった、みたいな1枚だね」
と言われて感動した。

物語性を感じ取ってくれるその人も、
描き出してくれたナツキさんも、好きだ。
初めて友人の運転での旅。
大好きなあやかさんの車で、いざ群馬へ。
大好きな友人が運転してくれているのが嬉しくて、助手席からたくさん愛しい写真を残した。
言葉のアリア、舞台「から騒ぎ」での
ゲネ(本番通りに行うリハ)前の気合入れ。

役者陣、スタッフ陣の力が一つになって、そこにお客様が入り公演される。

舞台が好きだ。
そこに携わる人間が好きだ。
こちらも初めましてだった橋本紗都子ちゃん。
北千住をまわりながら、青い空と美しい木漏れ日の中を2人で歩いた。
2回目、miyuちゃん。

どうしても煙草が撮りたいと、喫煙者のmiyuちゃんが協力してくれた。
煙草は正直苦手。だから興味もなかった。
だけど初めて撮りたいと思った。
初めて煙草の煙が美しいと、色気があると思った。
お会いするのは初めまして、
でも私が書いたnote
「不登校の私の居場所は演劇だった」に
数年前、素敵なメッセージを送ってくれていたyuiさん。

そのメッセージはこの数年間ずっと私を支えていて、その本人から依頼をいただけるのは
言葉にしがたい嬉しさがあった。

写真がなければきっとそのメッセージのやり取りで終わっていた。
演劇界隈は似ていて、
その分野でも私を知ってはいてくれていたけれどきっと話す機会はなかった。

写真があって、また出会えて、顔を見て「あの時のメッセージありがとう」と言えた。
言葉のアリアの舞台「テンペスト」の
フライヤー撮影時の裏側。

たった1枚のフライヤー、
お客様の目に留まるか、留まらないか、
正直私にはわからない。

だけど少しでもいいな、と思ってもらえるように
モデルやカメラマンだけじゃなく、
主宰もデザイナーも衣装さんも、
みんな1枚に込める。
私の我儘に付き合ってくれて
快くドライバーをしてくれた
舞台監督の井草さん。
主宰の佐々木さん。
波や天気を見ながら、
ベストなタイミングを探る。

舞台監督の井草さんが、
カメラテストでポーズをしてくれた写真。

結果できたものはこちら↓
モデルは主演を務めた滑川さん。

ずっと同じポーズを撮り続け、
波が少し高い中堂々とそこにいてくれた。

お客様に「撮ってくれてありがとう」と言葉をいただき、あ、よかった、とほっとした。
「テンペスト」集合写真。
どうしても都内に泊まりたいホテルがある、とツイートしたある日。
わざわざ東京まで来てくれたのは、あやっぺ。
しかも実は誕生日だった。
そしてしかも私たち初対面。

「誕生日に、わざわざ知らない私と
ここに泊まるためにバスで東京まで来たの?!」
って言ったら
「会いたかったから」
ってニコニコしていってた。

こんなに嬉しいことってあるかしら。
私たちの会話を聞いていた
バーテンダーのhirokiさん。
急遽誕生日ケーキをプレゼントしてくれた。
愛ばっかだね。
去年どっころ(.colony)で出会った
ゆきりすちゃん。

紅葉を見に行こうと、新宿御苑へお散歩。

雨女なんだ、と前回一緒にいった神社で買ったお守り「晴守」を持ってきていた。
効果抜群、青空の1日!

撮影して疲れて
「ちょっと横になろうか」って芝生で横になったら2人でただただ雲を眺めて続けて
時間が経っていた。

「星空、見たいね」
そうして、その日に決めた岡山旅。
またしてもあやかさんと1日旅。

「ススキが見たい」の一言で箱根へ弾丸。
4時間撮影して、夕日にキラキラするススキを見て満足して帰宅。

箱根行って4時間ただススキ野にいて帰る、
がお互いにとってokな友人、
とっても貴重な気がする。
そして日を置かず今度は山梨へ。
車の運転は相も変わらずあやかさん。運転が好きって才能だと思う。
夕日に照らされる富士山。
今回は3人旅。
どっころで出会ったゆうまくん。
撮影に困ったときに2人に連絡すると、
すぐ返事がくる頼もしさ。
人生で初めての星空撮影。
思ったより綺麗に撮れて感動した。
星空って心が落ち着くよね。
初めましての瑠璃さん!

プロフィール用写真をとのご依頼でしたが、
同い年だし話も上手であっという間に意気投合。
実は私の舞台を何度か観てくれていた、
とのことで
やっぱりどこかで繋がった人と写真で再開できるのって、改めてとっても嬉しいなと思った日。
時計のPRのため、かずえにお願いして行きたかった喫茶店にて撮影。
時計を写したいから、いつもより距離感が近いよね!なんて笑いながら。
その自然な笑顔がめちゃくちゃかわいくて、
この距離感もいいよね。
新宿御苑で空を見上げながら言った
「星空が見たい」。
その数日後には新幹線を取り、ゆきりすちゃんと岡山へ旅をしてきた。
念願の星空。
夜中の1時まで粘った。
「星が落ちてきそう」ってよく聞く表現だけど、本当に落ちてきそうなくらいの満点の星。

あえて住宅街を撮影。
ここに住むみんなにとってこれが日常って、すごいなぁ。

この日泊まったペンションの
オーナーさんやスタッフさんたちやご家族が
本当に優しくて気さくで
私の誕生日にDMをくれた。
ご縁が続いたらいいな。
少し早めのクリスマス気分で、あやかさんとイルミネーションを満喫。
ふと振り向いた瞬間の笑顔。
12月の最後は、福岡への1人旅と、
写真で出会ったくるみちゃんとの熊本旅。
空港という同じ空間にはいるけれど
みんな行く場所はバラバラ。
どこに行くんだろう、何しに行くんだろう。
それぞれみんな、物語があるんだよね。
どうしても行ってみたかった福岡の水族館。
初めて水族館に1人で行ったけれど
好きなところでずっとボーッと眺めてられるから、1人で行ってよかったなぁ。
くるみちゃんと合流し熊本旅。
私の誕生日プレゼントにくれたおそろいの手袋。
12/19、誕生日の瞬間に一緒にいてくれた。
大好きな人と来てみたかった熊本という土地で。
最高の誕生日をありがとう。
宮地駅で降りて、
たまたま見つけたカフェで出会った店員さんたち。
優しくて、映画のかもめ食堂みたいな雰囲気のお店だった。
笑ってくれた顔が本当に可愛らしくて、
また行きたいな。
本当に一部だけれど、載せてみました。

改めて
今年私に出会ってくれた人、
変わらず仲良くしてくれた人、
本当にありがとう。

誕生日に「出会ってくれてありがとう」
とメッセージをいくつかもらった時
本当に今年、
勇気を出して演劇以外の好きなことを頑張ってみてよかったと思えた。
演劇以外に、私の心の何かを表現できるものを手に入れた気がする。

2019年に倒れた苦しさや悩み抜いたものは
この時の幸せのためにあったのかもしれないと思えた。

辛いことなんてできれば経験しない方がいいけれど、それでも「この日があってよかった」と思えたのは、あの苦しさがあったからかもしれない。
そう思えたことは本当に私にとって、大きな前進。

2022年の抱負なんてないんだけれど
「今日があってよかった」
と思える日が1日でも多ければいい。

空を眺めて気持ちいい日、
友人と笑い合える日、
星空が美しかった日、
クリームソーダに沈むレモンが美しいと感じた日、
その1日の積み重ねでなんとか生きていけるんだと思う。

好きな人たちと出会えて、私こそ本当に幸せで、みんなに出会ってくれてありがとうの言葉を贈りたい。
私にたくさんの愛をありがとう。
どうか来年も、私からの愛が届きますように。

ノエル

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染谷ノエル
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