2025年の開運予想
2025年に回るのは「乙巳(きのと・みび)」と言われる干支です。算命学的に正確を期すなら、新しい気が回り始めるのは2025年2月3日から。私たちが1月1日を新たな年の始まりにしているのは、西欧で制定されたグレゴリオ暦を導入した明治以降からで、その歴史はそう長くはありません。しかしながら古来から続く年干支の習慣とグレゴリオ暦がミックスされた日本では、1月1日から年干支も新しい干支に切り替わりますよね。ですので算命学的には本当は少し早めなのですが、新しい干支のお話をフライングで書いてみたいと思います。
そもそも干支とは、木火土金水の五行×陰陽の10の天干と12 の地支を組み合わせたもののこと。干は天の空間、地支は地上の時間を表しています。2025年の天干は「乙(きのと)」で陰の木性を指し、草や花を表象する干。地支の「巳(みび)」は時間を表し、季節は初夏です。2025年は夏の始まりに芽吹いたばかりの瑞々しい若葉が、ぐんぐんと成長していく情景に包まれる年となります。「若さ」がキーワードとなり、Z世代やα世代の考え方や活躍にさらに注目が集まるかもしれません。フレッシュなファッション、瑞々しいカラーのメイク、新しいデザイナー、新しいテクノロジー。いずれにしても「若さ」「新しさ」「瑞々しさ」があらゆる場面でキーワードとなる一年と言えそうです。そう思うと、ワクワクが止まりませんね。年齢を重ねた大人も、フレッシュな考え方、若々しいムードにしなやかに合わせていくことが幸運の秘訣です。
ちなみに「巳年」の「巳(へび)」は、古今東西の数多の神話で「豊かさ」「崇高さ」の象徴として崇められている幸運モチーフではありますが、運勢的な観点で正確に言いますと、巳そのものに意味は全くありません。地支の時間を表す難しい単位に、親しみある動物の名前をつけただけだからです。しかしながら、世界の多くの伝承がそうであるように、地支の動物たちに人々が年の願いを重ね合わせ、幸運を祈った思いや謂れは尊く、願掛けのモチーフとして大変に有難い存在であると思います。
乙巳はまた大変に「家庭的な干支」でもあります。それゆえ、2025年は「家の中のことやモノ」に、注目が集まる年になると言えそうです。新しいインテリアを考えたり、家を思い切ってリノベーションしたり。家具や照明を新調して、イメージチェンジをはかるのも良さそう。ホームパーティを開いたり、おうちごはんを楽しんだりと、家時間を充実させることが2025年の運気アップのカギとなるでしょう。
自炊料理もこれまで以上に存分に楽しみたいところです。食卓から幸せの風が舞い込んできそうな予感も大。本屋さんにずらりと並ぶ料理家の先生方の素敵なレシピ本が、ラッキーを運んできてくれるかもしれません。
新しいテクノロジーや家に注目が集まる2025年は、新たなホーム家電の登場にも目が離せません。私が今気になっているのは、進化を遂げる「おうち美容家電」。シャワーヘッドや美顔器など、エステ級の効果を毎日家で実践できるなんて、夢のようですよね。2025年の運気にあやかり、何かひとつ手に入れたいと画策中です。
「乙(きのと)」は瑞々しい若草を象徴することから、年を彩るラッキーカラーはそれを想起させるフレッシュなグリーン。色石ジュエリーが大好きな私は、瑞々しい輝きのグリーンアメシストのリングを年末からフライングして連日身につけています。新緑を思わせるエメラルドやペリドットのリングやネックレスも素敵ですね。
地支の「巳」は火性を表すことから、赤やオレンジなどの色も良さそうです。ジュエリーで取り入れるなら、ルビーやサンストーン、オレンジムーンストーンなどもおすすめ。私は手に入れたいNEXT色石として、個人的にオレンジムーンストーンを狙っています。太陽と月のエネルギーを共に宿すと言われ、陰陽のバランスに大変優れた石。聞くところによると「心身共に全て満たされた人に相応しい石」なんだとか。2025年、そうなれるよう精進したいものです。
今年1年いつも温かな気持ちでお読みくださり、本当にありがとうございました。くれぐれもお体に気をつけて、良いお年をお迎えください。
皆様の2025年のご多幸とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
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