エイムって結局なにをすればよくなるの?

まずそもそもこのタイトルを話していくにあたってどんな要素がエイムを形作るか整理しなければならない。
ではエイムを形作る要素はなにか?

その要素に対して1つずつ向き合うことでマウスコントロール、ひいてはプレイするゲームのパフォーマンスの向上につながる。


エイムに関わる要素


結論から伝えるとエイムのパフォーマンスに関わる要素としては3つあって

身体的要素

心理的要素

環境的要素

の3つがあり、これらは相互に作用している。

特にプレイするゲームによってもなにがベストか変化するため各要素をそのゲームの特性に合わせることが大事になる。

これら3つの要素を1つずつ説明していく。

身体的要素

からだの使い方、それに付随した身体的コンディションのこと。マウスコントロールに置ける土台となる部分。

どこの関節、筋肉を動かしているのか?正しく動かせているか?自分のイメージした動きはできてるか?といった運動面以外にも疲れはないか、体調は万全かといった健康面も含まれる。

他の要素と関連したところでいくと

緊張しすぎていないか?(心理的要素)
マウスの持ち方は適しているか?(環境的要素)
気温の低下による感覚鈍化(環境的要素)

etc...


心理的要素

精神的な状況のこと。
興奮、もしくはリラックスといった緊張状態が適切かどうかがかなり大事で、プレイするゲームによって適切な緊張状態は異なり、さらに個人個人でも差はある。

1つの手法としてルーティンワークを取り入れたりすることで毎回ある程度同じ緊張状態にする、といった方法もある。

また本人以外からの影響も受けるため一緒にプレイする人からの声かけであったり、競技シーンでは特にコーチがどういった時に選手のパフォーマンスが最大限発揮されるか、またその状態にコントロールするためどういった言葉をかければいいのか、を考えなければならない。

またプレイするゲームタイトルによっても適切な緊張度合いは変わってくる。精密なエイムが求められるのか、それとも胴体でも当て続けることが求められるのか。こういったゲーム性にもあわせていく必要がある。

参考として逆U字理論というものがあるので気になる人は調べてみるとおもしろいかもしれない。


環境的要素

使用する器具、道具類、その日の気温、湿度などのこと。椅子、机、マウス、マウスパッド、キーボード、モニター、アームカバーなどなど…

マウスコントロールと関わる部分としては

椅子や机→高さやクッション性
マウス→センサー関係、形状、ソール
マウスパッド→摩擦、大きさ
アームカバー→吸湿性、マウスパッドとの摩擦、締め付け度合い
モニター→fps数、遅延
湿度→マウスパッドへの影響
気温→指先の感覚(身体的要素)

ゲームによって同じ要素でも求められるものは違う

これまで紹介した3つの要素はプレイするゲームに合わせて変化させることが大事である。

例えとしてオーバーウォッチとVALORANTで簡単に比べてみよう。

オーバーウォッチ

  • 1試合だいたい30分前後

  • 接敵時→緊張状態

  • 移動時、ウェーブ間→リラックス状態

  • 敵にクロスヘアを合わせ続けないと倒せない

  • 敵の体でも弾を当て続ければいいのでクロスヘアの位置はだいたいでもok


VALORANT 

  • 1試合約45分前後

  • ラウンド制

  • ラウンド中は一定の緊張状態を維持

  • 一瞬でもクロスヘアが合えば敵を倒すことは可能

  • 基本敵の頭を狙うためクロスヘアの位置はかなりシビア

比較してみると、、、

身体的要素
→求められるエイムの精密さが違うということはからだの使い方も変わってくる。

心理的要素
→試合時間がVALORANTのほうが長いためそれなりに長い時間集中力を維持しなければならない。それに対してオーバーウォッチは試合時間というよりも接敵した時とそうでないときのオンとオフの切り替えが大事になってくる。この集中力という部分はある意味精神的に緊張してるかリラックスしてるかといったところにつながる。

環境的要素
→こだわるのであればゲームタイトルごとに求められるエイムの性質に合わせて、マウスパッドの材質であったりマウスのソールといった部分。

感覚としては分かっている人もいるだろうが、言語化して要素ごとに考えることで、自分のプレイしているゲームタイトルにはなにが必要か見えてくるのではないだろうか。

まとめ

細かく見ていくと1つの要素でもかなり深堀していける。覚えておいて欲しいのは各要素それぞれ相互作用しあっているため、なにか1つが完璧だからといってパフォーマンスが上がるわけではない。
ただし、全部を完璧にしようとするととてつもない労力と時間がかかる。
さらに言えばゲームごとに求められる要素の重要度であったり熟練度も異なる。

そのため自分に1番足りていない要素はなにかを客観的に判断しその要素に対してアプローチをすることでこれまでよりも高いパフォーマンスが発揮できるはずなのでエイムに悩んでいる人は是非取り組んでみて欲しい。


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