【 占い師の冒険レポ 】東京の秘境と呼びたい場所・檜原村で占い師が滝行をしてきた話③
何の気なしだったんです。
ホントに何気なく、
滝行の爽快感に浸りつつ、
仲間の滝行を見守りつつ、
ちょっと
気になっただけなんです。
滝の流れの行方が。
滝の流れって
どこまで勢いが
続くものなんだろう。
その答えが知りたくなり、
滝の流れの行方を
目で追いかけていったんです。
そのまま目が
こぼれ落ちるかと思いました。
黒とも白ともつかぬ
色の濃い「 靄 」
が
油のように
じゅわじゅわと
水面に広がっていたんです。
え、何あれ。
滝の勢いで
水が濁る
とかではなくて。
誰かの白粉でもなさそう。
油を流す不届き者も
見当たりません。
あれ…
我々から出たもの?
念とか…
そんな感じ?
マジで出てるじゃん。
めっちゃ出てるじゃん。
え、めっちゃ。
めっちゃじゅわじゅわじゃん。
きっとあの「 靄 」が
滝行の効果
そのものなのでしょう。
想像していたよりも
何倍も粘度が高くて、
それでいて雲のような
掴めなさそうな感じ。
え…
あんなの出ちゃうの…
ハ イ パ ー
デ ト ッ ク ス
過 ぎ る
山奥まで来て
具志堅さんに
ボコボコにされるんです。
謎のドロドロ靄が
ドチャドチャ
ズババーンと出るくらい
色々と抜ける効果があって
しかるべきと思うのですが…
初めてみる「 ソレ 」に考えが追いつかず。
いや、ハッキリ言いましょう。
ドン引きしました。
見てはいけないものを
見てしまった気がして
しばし茫然としていました。
けれど、やっぱり
龍の腹は心地が良くて。
最後の滝は
自ら具志堅さんに
頭を差し出すくらいの気持ちで
しっかりお勤めさせて頂きました。
滝の勢いに慣れると、
滝に打たれることより
滝に向かう通路
が怖くてですね。
黄色でマークしたところ。
ここを通り、
滝に進んでいきます。
人が歩いて良い場所に見えませんよね?
わたしもそう思いました。
滝の流れまで
どうやって行くの?って。
え、その岩…
スイッチか何かで動くの?って
出っ張っている
岩に抱きつき、
自分の足幅より
細い岩を歩くんです。
つるっといったら
おしまい。
「ひぇ~~~」
「ここだけ怖い~」
心で叫びながら、
渡らせて頂きました。
この崖の通路、
冬は氷で覆われるらしく。
あまりに危険なので、
冬場は別な滝を使うそうです。
冬の滝行…
やってみたいけど…
それこそ命を差し出す覚悟で
臨まなければなりません。
エアコンが効き
文明が幅を利かせる
快適部屋にいる
今のわたしに
そんな覚悟は
かけらもなさそうです。
何だかんだと
四回滝に入り、
ささっと着替え、
行場を後にしました。
帰りは滝でご一緒した方と
お話しながらだったので
苦行のバスも一瞬で終わりました。
滝行帰りなのに、
北海道グルメという
煩悩まみれの話に
花を咲かせました。
旅は道連れ
なんて言いますが。
誰かと一緒に行くの、
めっちゃ大切です。
今回の滝行で
ひとつ心残りなことがありまして。
九頭龍神社の龍神御姿を頂かずに
帰ってきてしまいました。
めちゃくちゃ素敵なんです。
滝行がメインですし、
龍神御姿をついでにもらうのは
忍びない気がして。
それに帰りは神社に寄る間もなく
最寄りのバス停まで送って頂きました。
次は御姿を頂くことをメインに。
奥義「バスになる」
を駆使して
またお邪魔しようと思います。
そして今のわたしはですね。
筋肉痛ではないものの、
全身にしっかり疲れが残っています。
ですよね…!
だって修行ですもんね…!
冷たい水に
全身打ちつけたら
そら身体には
負担ですよね…!
先の予定も気にしつつ。
色々と流したい。
スッキリしたい。
そんな方は、
ぜひ滝行してみてください。
良ければ
ご一緒させてください。
いやー、
あの「靄」は…
相当な量でした。
6人分として見ても。
信じられない量でした。
マジで。
アレはすごかった。
衝撃度で言ったら
今年一番かもしれません。
「落としたいもの」
そう聞いて
心当たりがあるなら、
ぜひ滝行を。
本気で滝行を検討なさっている方へ
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