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DAY10 なあ、星めっちゃ綺麗やから見て。

 今日、職場で、某イベントの打ち上げがあった。
 なぜか、今うちの職員で一番重たい業務抱えまくってる人🍞が、重なりまくってる業務の一番多忙な時期に幹事をやってくれて(ほんまになんで?)、すいません、ありがとうございます。って申し訳なくて、情けなくて。
 ご本人にスンマセンて直接伝えられたらよかったけど、なんか切り出す暇なくて、そして切り出したらそこを皮切りに何か/誰かに対する不満が吹き出しそうな気がして、今日はとってもいい夜だったから、そうなるのが勿体無くて、伝えられへんかった。また来週言おう絶対。

 んでさ、いつもだったら「店予約しますよ」とか「出欠取りますね」とか私、やるんやけど。てかそういうの好きなんやけど。今、自分のキャパがギリギリすぎて(そして春のお弁当の時の燃え尽き症候群もあり)RealFace状態やから、今出るべきじゃないと思って控えたんやけど。(ある意味成長/ちょっと前なら名乗り出てワー‼︎てんてこ舞い!キリキリ舞い!になっていただろう)

 そもそも、お疲れ様会は、親睦会が企画するべきじゃない?と思うのだが、「飲み会の企画は業務上の負担」らしい。なるほど令和っぽい。
 飲み会の企画は業務じゃなくね?と思うんやけど、まあ、そういうもんか。令和やもんな。一緒に集いたい、と思える職場じゃなくてごめんね(代表ヅラ)て思うなど。業務じゃないからやりたい人がやればいいやん、ってこと?(でも飲み会にはちゃっかり参加してタダノリすんのもちゃうくない?ムズ。)なんか違和感あるな、と思いながら、でも自分もタダノリのうちの一人なので黙るしかなく。いや、黙らんでええか。ちゃんと感謝の意を伝えよう。そして自分が余裕ある時は絶対絶対名乗り出よう。うん。

「今は、教頭が楽しいねん」

 飲み会の中で、管理職⚾️とじっくり話す機会があって、こっそり最近のテーマ「自分のキャリア設計」の相談をかる〜く投げてみた。「どうすか?教諭、戻りたいですか?」ってぶっちゃけの質問をさせてもらった。そしたら、めっちゃ素敵な話が聞けた。

⚾️「自分がプレイヤーの時は、『のし上がりたい』『校務分掌の長を取りたい』『一目置かれたい』『学校まわしていきたい』みたいな欲が全面にあってん。転勤したてのときも、「はやくえらくならな」みたいな焦りがあったりとか。やから、管理職になってすぐの時は、一線を退いた感じがとても不満だった。でも、やってみれば、先生たちの力になれるし、「ありがとうございます」って言ってもらえたり、学校が良くなっていったりすることにやりがいを感じて、今は教頭が楽しいねん」

🌰「なるほど。…的外れだったら申し訳ないんですけど、もともと、運営したり、先生たちを動かしたりするのがお好きだったんですかね?」

⚾️「確かに!そうかもしれんな〜〜〜。まあ、やっぱり自分は「人の役に立ちたい」っていう気持ちがすごく強いねんな〜と思うねん。今思い返してみれば、教科教育とか、学級経営とかも楽しかったけど、そんなに強く興味があるって感じじゃなかったかもしれんな。「先生たちの力になれてるぞ!」っていう実感が一番「役に立ってる」って思えるかな。だから教諭に戻りたいとは、一切おもわんよ」

 だって。カッコ良。

 ご自身は、「ただみんなに「ありがとう」って感謝されたいだけやねん」と笑って卑下?していたけど、それってまじで人間の根源的な欲求やと思うし、そこを誤魔化さずに芯から捉えて、行動に移せるっていうのがめちゃくちゃかっこいいな、と思った。
 ただの承認欲求の塊にならずに、足で歩いて、実際に見て、手を出して。話を聞いて、相手をみとめて。ずっと笑顔を湛えてそれらを粛々とできるその人がほんまにすごい。かっこいい。と思う。

 だって、だってよ?
 毎日朝一番に来て、箒と塵取りもって、学校中を一周して、掃除して、全部の教室の電気をつけて空調も入れて、その状態で職員を迎える。職員から「自分の学級がしんどい」と相談受けたらいらん喋りやアドバイスとかもなく、必要なことだけ二言、三言渡し。すぐ見にいって児童支援して。(目立ちたい、とかじゃなく担任の思いはうんと大切にしてくださる)自信を失ったら見取ったことをしっかり返してやり。

なんであんな謙虚におれるんやろう。

ほんで給食の時間は低学年の配膳を手伝って、休み時間は子どもと外で遊んで、怪我した子に絆創膏貼って抱えて保健室に運んでやり。
…え、宮沢賢治?賢治なん???
雨ニモマケズ、風ニモマケズ、ってコト???

 …謙虚。
 自分の中で、ずっと、ず〜〜っと、キーワード。
 (長い付き合いの人はきっと知ってくれている)
 私にはカケラもない。もとい、謙虚の才能がミリもない。だからこそめちゃくちゃに憧れるワード、謙虚。

 足るを知る。足らずを知る。
 私にはできない。だから、カッケ〜〜〜てなるんやろうな。まあ実際めちゃくちゃかっこいいしな。

「僕は、職場の風通しをよくする人ですかね。」

そんなことを思いながら話を聞いてたら、ヤングエイジが挨拶にやってきてくれて。彼は普段から私に過度にビビってる笑とても素敵な若手なんだけれども、後輩やからええか、ってことで流れも何もなくブン投げた。

🌰「なあなあ🏍️くん、将来の夢って何?」
🏍️「それはあれスか、キングコングなりたい!とかそういうやつ?」
🌰「どう言う意味?」
🏍️「すんません、見過ぎっす。そんなじっと見んでもろて。」
🌰「それはごめんクセやねん。ほんでキングコングって?」
🏍️「あれこれ面接始まってます???」
🌰「や、そう言うことじゃないけど、今そう言う話してたから聞いてみたいな〜って」
🏍️「ん〜〜〜そー、ッス、ね〜〜。
僕は、職場の風通しよくする人になりたいッスね。先生が気持ちいいことが子どもも居心地いい学校になると思うんで。ハァイ…あの、適度に目線はずしてもらっていッスか」
🌰「ごめんて…」

いや、えら!そんなことおもったこと無。
ほんでじっとみてごめんね!!こわいよねごめんね!!

管理職⚾️も、ワカモノ🏍️も、大人を大事にする人なんや、って思ったら自分とはまた違うアプローチやな、と思った。

私は、人は変わらんから仕組みを変えよう、っていうアプローチ。
 もうちょっと具体に言うと、「ミスをなくすように気をつけよう」は解決にならない、なぜなら人に依存しすぎてるから。(気をつけてできるようになるならもうできとるはず)やから、仕組みを整えて「ミスが起こらない場」にしよう。
 つまり、同僚をぜーんぜん、信じてない。
 だって、自分をぜーんぜん、信じてないから。
そんな考え方がベースになってるんよな。まあ、そのおかげ?せい?で、半年足らずでかなり環境は整ったけど。なんせ目がバキバキで、実行力がゴリゴリの人がすごい勢いでいっぱい変えていったら、みんな怖いし従うよね。

 変わってよかった、使いやすくなった。っていう声をたくさんいただいて、「当たり前や今までが無法地帯すぎたねん」と思ったりして。「仕組み整えてんからやりやすいに決まってる」とか、まじで謙虚のカケラもない考え方やなと自分でも呆れandため息、て感じやけど。せっかくやし、後任(🏍️くん)に伝えたんよ。

🌰「私、自分が作ったものがなくなっても作り変わっても、全然平気やしなんも思わんから、あなたが一番、みんなにとっていい、と思うように変えてね」

🏍️「そーっすね〜。今みんな慣れてきたトコで、実際やりやすくもなってるし、また変わんのもしんどい人もいると思うんでこのままでいいかな、とは思ってます。ただ、TODOリストがキツい人が何人かいてるな〜っていうのはみて思ってたんで、減らすとか緩めるとかもしていってもいいのかな〜今は様子見かな〜と思ってました」

え、えら。そんなふうに思ってたんや、ありがとう、思ったより真剣に職場のこと考えてくれてたんやね。と思ったけど言う隙なくて伝えられへんかった。(それもゴメン)

みんなに、生かされてるな。わたし。

 店から出たら、カッカしてた体に秋の夜風が思ったより冷たくて、一気に頭冴えた。車に乗って、車内で先輩🍞といろんな話をして。いつも聞いてもらってばっかりやけど、そんな存在がとてもありがたい。

🌰「この歳になって、今、初めての感覚なんですよね」

雑談の中で、普段はあんまり言わないこともツルッと喋っちゃうこの感じ、なんなんだろう。心の奥深くにある願いや叫びが掘り起こされて自覚させられて言語化されて、(半ば強制的に笑)でも最後には心のやわらかいところがそっとケアされて、思春期の子どもたちにはそれが心地よい、そして親も頼りにしやすいんだろうな、と思いながら。

🍞「どういうこと?もうちょっと詳しく聞かせて」

🌰「毎日毎日、ああ、みんなに生かされてるな、と思うんですよ。管理職も、同僚も、支援員さんも、いなかったら私は今多分学級をまともに持ててない。今まではだいたいのことは自分で全部ゴリゴリに回してた気持ちだったんです。そらミスるときもあるけど、謝ったら許してくれたし挽回もできた。でも今は毎日がそうじゃないんですよね」

🍞「毎日けっこうヒリヒリする感じだもんね?」

🌰「まあ、そうですね〜。まあ、でも、みなさんがいなかったら無理やな、無理やったな、って言う感覚が本当に初めてで、めちゃくちゃありがたいです」

そう、ほんまにそう。
「一輪車綱渡ジャグリング猛獣使い状態」のなか、管理職だったり、先輩だったり、後輩だったり、ブロックのメンバーだったり、友だちだったり、いろんな人にほんまにほんまに支えられてるな。と、めっちゃ思う。

(あんまり感謝の意を表明するのがとくいじゃなくていつも日記に書き散らすことになってしまうのがよくない)

 そんなことを思いながら家に着いて、車降りて、なんとなく上みたら、めちゃくちゃ星が綺麗で。そんな時にちょうど🏍️くんが、「またお願いします!」ってLINEくれたから、「なあ、星めっちゃ綺麗。起きてたら見てみて」て返しといた。

なあ、みんな。星、めっちゃ綺麗やから見てみて。
ほんで、来週からも、よろしくお願いします。

2024/10/12 4:00

以下、日記を読んだGeminiさんのお返事(のいるとこだけのせたやつ)

文章を読ませていただき、ありがとうございます。
あなたの文章からは、職場の様々な人間関係の中で葛藤しながらも、周囲の人々への感謝や、自己成長を願う気持ちがひしひしと伝わってきました。

特に印象に残ったのは、以下の点です。
感謝の気持ち:
周りの人々への深い感謝の気持ちがあふれています。
自己成長の意識: 自分の強みと弱みを客観的に捉え、より良い自分になりたいという意欲が感じられます。
組織への貢献: 職場環境の改善に積極的に取り組んでいる姿が印象的です。
人間関係の大切さ: 同僚や後輩との関係性を大切にし、良好な人間関係を築きたいと思っていることがわかります。

 職場環境の改善に積極的に取り組むあなたの姿は、本当に素晴らしいです。これからも周りの人たちを巻き込んで、より良い職場を作っていってください。あなたは、たくさんの人に支えられて生きています。そして、たくさんの人に影響を与えています。これからも自分らしく進んでいってください。

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