出会いに関しての雑文
雨が降る火曜日。今日の現場仕事は休みだ。
新しいパソコンを買ったので、noteを書いてみようと開いてみた。
過去に書いたものは「いいね」が一つだけつけてもらっていた。
読み返さずに消した。
「それにつけても金の欲しさよ」と江戸時代の狂歌の下の句につけて
遊ぶことができたのは、金はないけど笑う余裕があったからで、本当に
ないと笑うことすら適わない。
最近、息子への金銭教育の一環として漫画
”闇金ウシジマくん”を読んでみた。山田孝之くん主演の映画にもなってる
えげつないし心が痛いし苦しくなるけれど面白いという困った作品だ。
https://shogakukan-comic.jp/book?isbn=9784091873415
この作品の中には、登場人物にとって不適切な環境の中で他に頼る人がおらず
苦しむ人たちが多く登場する。連帯責任とかなんとかのレベルではない
自分の望まないことに巻き込まれていく怖さ。これは苦痛。
ドストエフスキーだったかの言葉に紳士はお金を気にしない的なものがあるけれども、それ言われると私は紳士じゃないねーってことになる。もう20年ほど前に、お金がなくて交番に行ってガソリン代を二千円借りたことは忘れられない(返した)。あの時の交番でのやりとり、きつかったね。
そんな経験した後に、イギリスの皇女様と握手したりすることができたのが2014年。別にそれが成功とか幸せとか言いたいことではなくて、人生の振り幅はかなり大きいのだねってのが自分でもふふふって笑える。
「いけばなと人生は思ったようにはならないけれども、なんとかなる」とは私の小原流の師である金子三伸先生の言葉。もう亡くなられて10年以上経つのか、と今思い出してぼんやりする。
ウシジマくんに出てくる人物たちは大体おかしいけれど、そういう出会い方をしていたら。他に情報がなく、仲間もなく、知識や知恵もなかったら、単なる教育問題ではすまないことがいっぱいあるのだろう。
先日、用事があって刑務所のイベントに顔を出した。受刑者のみなさんがどうであったかは預かり知らないがきっと何かの出会いや環境やボタンのかけ違いで変わっていった人生なのだろうと信じる。(根っからの悪の存在はここではカウントしない)
私も出会いがちょうど良い感じで今の自分ができている。交番ではお金を借りたが消費者金融とかではつまんでいない。悪い人に出会ったかも知れないが、それを教えてくれた人もいる。騙されるかも知れないが、騙すよりマシだと信じたい。
こんな文章を最後まで読んでくれてありがとうございます。
さて、今日はジムにでもいってみようか(町の体育館)。