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66日ライティングxランニング(シーズン2)ライラン140字小説〜応援者たち

書くことは走ることに似ている。

現実とフィクションを織り交ぜた140字小説をお届けします。

前回はこちら→


13/66話→


マラソン大会のスタート地点とゴール地点は、人々が集まりやすい場所であることが多い。

ランナーの知り合いが集まって声援を送るのだが、中には本当に無関係の人たちもたくさん応援に集まる

それはランナーたちに自分の姿をかぶせて見てしまう部分があるからだ。

ガンバレ!ガンバレ!


今回のお話を補足します。

ライティングとランニング、この共通点を考察しながら短編140字小説で毎日リレーして書いています。

これは私自身がランナーではなく、応援者として「大阪マラソン」の沿道に立ったときに感じたことでした。

もちろん知り合いが走るからなんとか見つけて(昨今ではデジタルツールの進化により、お目当てのランナーが走っているだいたいの場所が分かってしまうのです!)応援する目的もありました。

待っている間も絶え間なく目の前を信じられない数のランナーたちが駆け抜けていきます。(参加者は約3万人なのですから!)

走る人たちにはいろんなタイプがいます。

本来は応援される側なのに逆に仮装をしていたり、沿道の人たちとのコミュニケーションを積極的にとって応援者を楽しませる者。(いろんな人がいてこれがまた楽しいの!)

ただ沿道には目もくれずに、まっすぐ自分が走る道を一点見つめて寡黙に走る者

仲間で参加して、ワイワイと楽しそうに喋りながらゆったりと走る人たち。

無意識にそれぞれのランナーたちの中に自分を見つけて見ていた気がします。

スタートした以上は、みんなにゴールしてほしい。苦難にも打ち勝ってほしい。

ガンバレ!ガンバレ!」と私は知らないうちに大きな声でランナーたちに声をかけていたのです。

noteの世界も同じかもしれません。

どこか自分に似た人や、サービス精神旺盛な人たちを見つけて、応援したくなる。

その人が苦難にくずおれていたときは、ガンバレ!ガンバレ!と声援を送りたくなる。

ゴールがどこなのかは、人それぞれだけれども相手の中に自分が少しだけ存在しているのかもしれません。


みんな、頑張ろうね。
わたし、頑張ろうね。


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たつのこ龍次郎(りゅうじろう)
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