自分を発見する本屋
どうも、はじめましての方と再来の方へ、たつのこ龍次郎と申します。
突然「エッセイを書いてみよう」と思い立ち、書き始めました。たまに覗きに来てくれると嬉しがりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
ある時から、気付けば本を買うのはAmazon一択、となっていた。
私はAmazon Prime会員になっていて、Amazonアプリの中で気になる書籍を検索する。もちろん星印三つ以下の書籍は買わないし、他人の評価コメントをとても参考にする。
気になる書籍に関連してオススメに連なって表示されるものを追いかけては、気に入ったら「ワンクリック」だ。
最短で家に居ながらにして翌日受け取るという、これ以上ないサービスに満足していた。
そんな便利なシステムを活用する人が増えたのだろう。「小型大型店舗」を問わずに、ある時から身の回りから本屋が無くなり始めた。
子どもの頃から当たり前のようにそこにあった街の本屋。入って本を眺めていたら急にお腹が痛くなったりしていた(通称「青木まりこ現象」)お気に入りの本屋さえ、だ。
好きな場所なら、金を落とせ。
残念ながら、これが資本主義経済の最低限のルールだってことに、ようやく気付いた。
だから、私はどうしても急ぎで欲しい時以外はAmazonワンクリック購入をしなくなった。
代わりにわざわざ街の本屋に立ち寄るか、電話を掛けて「お取り寄せ」をお願いする。どうせ通勤や買い物のついでに寄ればなんてことは無いのだ。
2019年4月に皆に惜しまれつつ閉店した心斎橋アメ村近くにあった「スタンダードブックストア」が、コロナ禍の中で天王寺に「立ち飲みができる本屋」としてリオープンした。(一階飲食、二階本屋&イベントスペース)
久しぶりに立ち寄ったのだけれど、やっぱり本屋は面白い。ワクワクしながら本棚を巡った。
アイウエオ順でもなく、作家順でも無い、明らかに選書した「人間」の意識が垣間見える本の並びにゾクゾクしながら目を滑らせていく。
そこには選書した人間以外にも本を書いた人間、編集した人間…いろんな人間との対話が隠れている。面白すぎて小一時間なんてあっという間に過ぎた。
気付いたら本を三冊手にして購入していた。
これが今、自分が欲している【自分】なのだ。
参考情報…スタンダードブックストア天王寺Twitterアカウント
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
前置きは最小にしたかったので、最後に自分のことを少しだけ書いておきます。
人の心に触れる言葉を紡ぎたい、そんな男です。Twitterでは「書き出しだけ大賞」 「勝手に延長戦」で1年間で365のベリーショートな物語を呟いてきました。
次はエッセイです。基本は毎日書いて、1年間で365個は書こうと決意しています。
ボケ通しが得意な、逆にいうと回収するのが下手くそな文章を書いてしまいがちですが、みなさんと文章力ってどうやったら上がるのか、実践踏まえてやっていきます!!
では、気にいっていただけたら、またどうぞお越しになってください。
2020.9.13(日)