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街角デザイン新宿編:ブックユニオン新宿のオリジナルブックカバー

新宿東口商店街には中古レコードやCDをあつかうディスクユニオンの店舗が点在していて、そのうちのひとつ、ソウル・ブルース館(2002年オープン)への下り階段には、湯村輝彦さんのポップな絵がダイナミックにあしらわれていました。

残念ながら、新店舗への移転にともない、2018年4月に閉店。ソウルフルな壁面もそのうち撤去されるでしょうから、ここに在りし日の姿をとどめておきます。

ディスクユニオンには、音楽書籍に特化したブックユニオン新宿という店舗もありまして(2011年オープン)、以前は紀伊國屋書店隣のカワセビルで営業していましたが、ソウル・ブルース館とおなじく、2018年にジュラクツインBビルへ移転。

といいつつ、カワセビル時代の話で恐縮ですが、当時ブックユニオンで新刊を購入すると、オリジナルブックカバーをかけてくれたのです。そのイラストを手がけていたのが和田誠さんや宇野亞喜良さん! これまた残念ながら限定品らしく、いまでは手に入りません。

「自慢か?」と問われたら、「ええ、もちろん」とお答えしましょう。

ついでにご紹介しておくと、ディスクユニオンの近くには、宇野さんの原画をみることのできる飲食店が、ふたつ存在しています。

ひとつは喫茶店の「珈琲タイムス」。入口付近の壁に女性の肖像が飾られています。どちらかというとリアリスティックな筆致なので、これは女優さんなのかなと思いつつ、どなたをモデルにしたのかはわかりません。

もうひとつはペガサス館地下にある「ル・タン」。こちらは直筆の壁画で埋めつくされたフレンチバー。おいしいお酒を口にしながら、甘美な宇野ワールドにどっぷりひたることができます。

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