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時代の転換期だなーとファミレスを通して感じる。

ここに来るたびに一般生活へのロボット導入について考える。

きゃわいい声で「お待たせしました♪」と食事やデザートを運んでくれるのは猫の顔つきロボット。人間が歩いてたらちゃんと避けてくれるし、危ないよー、通るよー、と言ってくれる。
子供達は大喜びで顔部分を撫で、「ありがとう」とロボットに向かって言う。
私が子供の頃には考えられなかった光景。

自分が小学生の頃から、人口減少にとロボット産業についてはそれなりに話題になっていた。
中学生の時の社会科教師が、授業中に言っていた言葉は今でも覚えている。

「今後は人口減少していくのに、製造業はロボットに取って代わられていくし、ライン作業などの簡単な仕事しかできない人間は職業選択の余地がなくなってくる。だから勉強して大学に行きなさい。ロボットを作る側の人間に鳴りなさい。」

時代は進み、およそ20年弱で携帯からスマートフォンへ代わり、インターネットは各家庭に行き渡った。
人口減少とともに機械ができる仕事はAIに代わり、病院も銀行も予約制で窓口はWebホームページ。コミュニケーション方法も対面からチャットやSNSに代わり、面接や病院の視察すらオンラインで可能になった。

猫ちゃんの配膳ロボットを撫でて声をかける子供を見るたびに、この子達が大人になるころの社会はどうなってるのかなぁと考えてしまう。
映画みたいに空飛ぶ車があるかもしれないし、仮想空間で生活しているかもしれない。
ちょっとワクワクするとともに、窓口やキャッシュレス決済でまごつく高齢者をみては「明日は我が身」と思うのだ。

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