歯根端切除術の症例紹介
みなさん、こんにちは!
2025年12月に東京都杉並区に「のだデンタルクリニック」を開院予定の
歯科医師、野田裕亮です。
今回は、前回お話しした外科的根管治療の中から「歯根端切除術」について、実際の症例を交えながらお話しします。
歯根端切除術とは?
歯根端切除術は、根管治療だけでは改善が難しい場合に行う外科的な治療方法です。
歯の根の先端を切除し、膿の袋(根尖病巣)を取り除くことで、腫れや痛みの原因を解消します。
詳細をご覧になりたい方は、ぜひYouTube動画をチェックしてみてください!
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…すみません、少し話が脱線してしまいました。それでは本題に戻ります。
症例紹介
患者さんの状態
この患者さんは、以前に根管治療を受けたものの次のような症状でお悩みでした:
根尖透過像が大きく、レントゲンで異常が確認される。
治療後も腫れが引かず、不快感が続く。
外科的根管治療のメリットやリスクについて丁寧に説明した結果、歯根端切除術を選択されました。
手術の流れ
術前の確認 手術前の写真では、歯肉に膿の出口が残っている状態が確認できました。これが腫れと痛みの原因となっています。
切開と病巣の除去 歯肉退縮(歯肉が下がるリスク)を最小限に抑えるよう、慎重に切開しました。
マイクロスコープを使用して患部を詳細に観察したところ、2本の歯根にまたがる大きな根尖病巣を確認。不良肉芽(炎症組織)をきれいに除去しました。根管治療だけでは治せない範囲の病変でした。歯根端の切断と縫合 感染が疑われる歯根端を切断し、術後の予後を考慮しながら元の状態に近づけるように縫合しました。
術後の経過 縫合後、患者さんからは「痛みも腫れもなくなり、とても快適」との感想をいただきました。骨の吸収が大きかったため、完全な骨の再生には時間が必要ですが、レントゲンでは回復が進んでいることが確認できています。
メリットとリスクを共有する重要性
どんな外科的処置にも、メリットとリスクがあります。
これらを患者さんとしっかり共有し、納得いただいた上で治療を進めることが、成功率を高める大切な要素です。
もちろん、外科処置を行わずに済むのが理想です。
しかし、やむを得ない状況で治療を先延ばしにしてしまうと、結果的に歯を失うリスクが高まります。
最後に
「歯を守るためにはどうすればいいのか」を患者さんと共に考え、最善の治療を提供することが、私たちの使命だと思っています。
お悩みの歯があれば、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの歯が1本でも多く残せますように・・・
のだデンタルクリニック 院長
野田裕亮