ノーコード・スタートアップの未来は、今後どうなるのか?
こんにちは、Nocode Gymの Gorilla(ゴリラ)です。
本日は、増えつつあるノーコードプラットフォームの今後について、
書きたいと思います。
はじめに
2020年は、コロナウイルスによるパンデミックの影響で、
在宅勤務が余儀なくされ、リモートチームの問題、それに伴う技術的な問題など、多くの問題に直面しています。
そして多くの人は、今までの働き方と違う環境(ニューノーマル)となり、自身の今後のキャリアについても見直すきっかけになったかと思います。
こうした混沌とした状況の中でも、イノベーションも生まれています。
何百人もの起業家や事業者が、私たちの生活をより便利にすべく、
コロナによって直面している問題を解決できるようなモバイルアプリをできるだけ早く市場に投入しようとしています。
これまで起業家や事業者は、どうしても開発者のスピードや技術的な問題、プロダクトやサービスの複雑さによって、市場投入までのスピードが制限されていました。
ノーコードプラットフォームの恩恵
しかし今日では、起業家や事業者はノーコードのプラットフォームを使って、早いサイクルで完全なモバイルアプリを構築することができるようになりました。
そして、コロナウイルスによるパンデミックの影響で、会社員なども起業を志すことが多くなったことで、現在フリーランスのニーズが急速に高まっています。
そうした状況の中、積極的な投資でその恩恵を享受している起業家達がいます。
ノーコードプラットフォームとアプリへの積極的な投資
米Forresterは、ノーコード開発プラットフォーム市場は2017年の4000億円から2022年には2兆3000億円に成長すると予測しています。
またTechCrunchの記事では、最近多くのノーコードアプリの投資について取り上げられています。
上記以外にも、データパイプラインスタートアップのHevo(SalesforceやOracleなど150の異なるソースにまたがるデータの統合の支援)は、
9億円を調達しています。
また、米Y CombinatorのWinter 2020 Cohortを卒業したParagonは、
約3億円をシードラウンドで調達しています。。
(*Paragon:製品チームやエンジニアリングチームにローコード化をもたらし、統合のたびにコードを書かなくても簡単に製品構築が可能)
そして、ノーコードVRのEnduvoや、ノーコードエンゲージメントプラットフォームのTurbo systemsも、それぞれ4億3000万円、4億円を調達しています。
上記の通り、ノーコードで構築・サポートをするプラットフォームやアプリは、市場で、ますます需要が高まっていることが明らかになっています。
ノーコードはスタートアップだけのものではない
前回の記事でも書きましたが、スタートアップだけでなく、多くの企業でノーコードプラットフォームに転換してます。
例えば、Appleは、Filemaker(現在はクラリス)をリブランドすることで、この分野に参入しています。。
またAmazonは今年6月に、Honeycodeを発表したばかりです。
Zapier,、Mailchimp,、Shopify,、Wix,、Wordpressのような有名企業は、
ウェブサイトの領域でノーコードに革命を起こしています。
今後も、多くの企業がノーコードのプラットフォーム開発に力を入れ、
ウェブサイトの領域以外にも革命を起こしてくれることでしょう。
日本企業にも期待したいところです。