毒親育ちさんが「自分の気持ちが分からない」を克服するワーク
はじめまして。
私は” 毒親育ちの解毒師 ”として活動している、心理カウンセラー・研究家のワタナベサヤカです。
私自身も、もれなく毒親育ちであると認識しています。
実際、SNSアカウントも監視されているのを見つけたことがあり、この記事も読まれている可能性があると思いながら執筆しています。
私の過去は、以下にまとめてあるので興味があれば読んでみてくださいね!
今回のnoteは、こんな方に役立ちます。
毒親育ちの方は、自分の気持ちがわからなくなってしまっていることが多いです。
その理由として挙げられるのは、幼少期のころに親のメンタルケアをしていたこと。
本来、3~10歳くらいの時期は、自分の好きなことや楽しいことだけを追いかけて生きていけます。
そのような時期に、両親の喧嘩を仲裁したり愚痴を聞いたりしていれば、親を助けたいという気持ちで” 自分の気持ちを押し殺すようになる ”のも当たり前です。
親は話を聞いてくれる子どもに依存し、成長して物心つくころには” 親の話を聞くことが生活の一部として組み込まれている状態 ”となります。
この時期は、親助けと思っている方が多いので、まだ苦しさは感じないことが多いでしょう。問題はこの後、思春期と成人したころに感じる罪悪感です。
人それぞれ成長速度は異なりますが、中~高校生くらいになれば友人関係も複雑化します。
進路に迷う時期でもありますし、恋愛したり親以外の大人と新たに関わったりする時期でもありますよね。
このように子ども自身の悩みが増えてくる思春期でも、昔から親の話を聞くことが習慣化されていれば、日常を変えることができません。
親助けとして思っていた愚痴聞きも、「こっちはそれどころじゃないんだ!」と内心で思いながら、
でも「いま聞かなくなってしまったら、誰が親を助けるんだろう」「話を聞くことをやめて、自分だけが楽しい学校生活を送ったら親が可哀想」と思うようになります。
これが、思春期に感じる親への罪悪感です。
そして成人したころに訪れるのは、就職。
子どもが自立するタイミングですが、幼いころから親のメンタルケアをしてきた子どもは” 自立しない ”という選択をすることがあります。
このときに感じているのは「好きなものに囲まれた自由な生活ができる、解放される」という嬉しい気持ちと、
「自分がいなくなったら、親の話を聞いてあげる人がいなくなる」「支えがない親はどうなってしまうんだろう」という不安です。
また、このタイミングで就職できた方も、自由を謳歌している自分と愚痴を溢してしまうほど家庭に縛られている親を比べて、罪悪感を抱くことになります。
さらに、実家へ帰省する度に、自分の知らない家庭事情についての愚痴を聞かされると” 自分だけ家族から離れて楽しているのかな ”と感じることもあるでしょう。
そのうち罪悪感を抱いていることに焦点が当てられ、自分の気持ちを考えることすらしなくなります。
でも大人になって社会で求められるのは、自分がどうしたいのかといった自分軸の意見です。
ここまで自分で考えることを抑え込んできたのに、社会人になったらいきなり考えられるなんてことはありません。
そして意見が言えない大人になると、友人や恋人との関係も「何を考えているかわからない」が原因で崩れてしまうこともあります。
でも、そこまで日常生活に弊害が出て悩んでいても、自分の気持ちがわからない。それが毒親育ちの後遺症となります。
今回はそんな「自分の気持ちが分からない」毒親育ちさんに向けて、心の声を聞けるようになるワークを紹介します。
では、ここから本題に入ります。
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