XF33mmF1.4 R LM WRについてXF35mmF1.4 Rと比較して考える
2021年9月2日の22時から富士フイルムのX Summitというイベントで、多くの新製品が発表されました。
その中でも特に注目を浴びたのがXF33mmF1.4 R LM WRというXマウントの新レンズ。イベント前から噂はされていることもあって、来るとはわかっていても発表されると気分があがるものですね。
この発表によって富士フイルムユーザーの大多数が気になるであろう、XF35mmF1.4 Rとの棲み分け。XF35mmF1.4 Rは神レンズとしてXマウント初期から愛され続けてきたレンズですが、手放すことになるのか、それとも使い続けていくのか非常に悩ましいところだと思います。
そこで今回はXF33mmF1.4 R LM WRとXF35mmF1.4 Rと比較しながらあれこれ考えていきたいと思います。
XF35mmF1.4 Rが神レンズという話
まずは本題に入る前にXF35mmF1.4 Rがどれほど優れていて、どれだけ愛されているレンズかという話について
「富士フイルムの神レンズは何?」と聞いたら、ほとんどの富士ユーザーがXF35mmF1.4 Rを挙げるだろう。
このレンズが評価されているのはスペックではなく、まぎれもない写り。柔らかくて綺麗なボケ感と繊細な描写は一度体感すると思わずこのレンズの虜になってしまう。そんな病みつきになるレンズでもある。
XF35mmF1.4 Rについては以下の記事で詳しくレビューしているので、気になる方は事前に確認しておいてもらえるといいかもしれないです。
XF33mmF1.4 R LM WRとXF35mmF1.4 Rを比較
それではXF33mmF1.4 R LM WRとXF35mmF1.4 Rを比較していきましょう。
まずXF33mmF1.4 R LM WRの見た目はこんな感じ。XF35mmF1.4 Rよりも少し長そうということは見た感じわかります。画像でもなんとなくわかるのだから二本並べたら結構差を感じるのだろうとか考える。
XF33mmF1.4 R LM WRをX-Pro3に装着している画像があったので、これでサイズ感を比較してみましょう。
XF35mmF1.4 RをX-T4に装着した写真がこちら
XF35mmF1.4 Rはレンズフートを付けている状態ですが、これでもXF33mmF1.4 R LM WRのほうが長そうでサイズ感はあまり期待できなさそうですね。
次にスペックを比較して見てみましょう。
XF35mmF1.4 R
XF33mmF1.4 R LM WR
長さは約1.5倍の重さは約2倍でしたね。これはかなり大きな判断材料になりそうですね。今まで35mmを使っていた人からするとコンパクトなサイズ感も気に入っていたでしょうから、ちょっと抵抗あるかもしれないですね。
あとは33mmは価格が2倍近くするんですね。35mmが発売されたのは2012年ですし、価格差があるのは仕方ないですがちょっと開きすぎかも......。
他には絞り羽根が7枚→9枚になっているのでより鮮明な描写が可能になり、ボケ感も綺麗になったのだと考えることができますね。
XF33mmF1.4 R LM WRの作例から写りを見る
富士フイルム公式ページからXF33mmF1.4 R LM WRの作例をお借りします。
ん~~現代的。レタッチはがっつりしているのでしょうけど、このシャープ感は今までのXマウントにはなかったんじゃないでしょうか。透明感もコントラストもボケ感も絶妙ですね。
これはXF35mmの代わりというよりかは、別の仕様用途としてこのレンズを持つという選択肢が出てきますね。
LM WRであるということ
XF33mmF1.4 R LM WRという名に刻まれているLM と WRは非常に重要であるように思う。
LMはリニアモーター搭載を意味していて、高速かつ静穏のAFを実現している。
WRは防滴防塵機能搭載を意味し、海岸の砂や雨、雪からレンズを守ってくれるため気を遣わずに撮影を続けることができるようになっている。
35mmではLMもWRも備わっていないためこの2つの差は非常に大きい。35mmはAFの性能はいいとは言えないため、確かに改善してほしいなと思っていたことは何回もある。
また雨中の撮影も多いため、防滴防塵があると心強い。
XF33mmF1.4 R LM WRを買うか否か
ここまで35mmと比較してきたわけだが、僕は果たして33mmを買うのか。
これに関しては正直めちゃめちゃ迷っている。
今までは35mmの写りが大好きだし、シャープネスはあまり求めていないので35mmがあれば33mmは不要だと考えていたが、AFが大幅に改善されて富士フイルムぽくない写りも可能とした中で33mmが欲しいというよりは、一度使ってみたいという気持ちが出てきた。
これが購入なのかレンタルなのかはわからないが、とりあえず何かしらの方法で使ってみるという方向で考えている。
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