クラウドにアップした写真の画質は劣化するのか Googleフォトは注意が必要かも
僕は撮った写真をカメラからPCに移動して、PCでレタッチを行いクラウドに保管してスマホでダウンロードして各SNSに投稿しています。
そんな中思うのがクラウドに載せたことで画質や色味はそのままキープできているのかという点
PCとスマホで色味が異なるのは当然ですが、もしや劣化しているのではないと思い、ちょっと調べてみました。
クラウドにアップした写真の画質は劣化するのか
まず結論から申し上げると基本的にはクラウドサービスに保存した写真の画質は劣化しません。
画質の劣化というのはクラウドにアップロードする前ファイルサイズからアップロード後に少しでも落ちていれば、ファイルが圧縮され画質が劣化したとみなされます。ですが、圧縮の設定が入っていない限りは基本的には自動的に画質が落ちているということはありません。
これはRawでもJpegでも同じ話で、画質の劣化もなければ色味の変化が生じているわけでもありません。
僕も全てのクラウドサービスを確認したわけではないので、念のため使っているクラウドサービスで自動的に圧縮されていないかは確認したほうがいいかもしれません。AmazonPhotoやGoogleドライブ、Dropbox等の有名どころのサービスで今のところ自動圧縮はありません。
Googleフォトは注意が必要
Googleフォトにおいては2021年6月より「保存容量の節約」という機能が追加されました。
これは名前の通り画像や動画のデータを節約するためにGoogleフォトが自動的にデータを圧縮してしまうというものです。
具体的には写真の場合は16MPを上回るものは自動的に16MPまで縮小され、動画の場合は1080pを上回る場合は自動的に1080pに縮小されてしまいます。つまりは高画質であればあるほど劣化が大きく保存されてしまうということになります。スマホやタブレットで撮影した写真や動画であればまだしも、一眼カメラで撮った写真はほぼ16MPを越えますし、動画も1080pを越えてしまいます。
実際にどの程度圧縮されてしまうか実際に見ていきましょう。
まずは「保存容量の節約」をせずに元の画質のままGoogleフォトにアップロードしてみます。
解像度39.8MP、サイズ5152×7728、容量31.2MBと元のデータをキープしたままアップロードすることができています。
次に「保存容量の節約」をした写真のデータを見ていきます。
画質は16MPまで落ち、サイズも3265×4898と小さくなっています。容量はここには記載されていませんが、2.62MBまで落ちていました。
容量だけのことを考えるのであれば、自動的に圧縮されることは助かるのですが、画質が劣化してしまうのは嫌という方も多いと思います。
画像や動画を圧縮せずに保存する場合はGoogleフォトの設定の「元の画質」にチェックをしておく必要があります。
元の画質、元のデータサイズで保存する分クラウドストレージの容量も食ってしまいますが、劣化するよりはマシかと思いますので、ぜひチェックを見直してみてください。
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