ウクライナ侵攻関係のツイートまとめ(2022年2月26日) 33 西洋近現代史ゼミより(東京女子大学・歴史文化専攻、柳原伸洋) 2022年2月26日 22:00 この日は、ミュンヒェン市内のカール広場(Karlsplatz)、通称「シュタッフス」でのデモに参加してきました。Twitterって「他者が書いたことと違うことを書く」って欲望が働くので、「どうやら日本(自分)はそれほど関係ないかな」と判断しはじめた方々が、もうすでにウクライナのことを「ネタ」として消費するツイートをしはじめた。今も「この人為がなければ死ななくてもよかった」人が死んでいるんですよ。— noby (@nob_de) February 26, 2022 あとこれにはウクライナの人々、兵士以外にもロシア兵も入ることも忘れてほしくないです。このような「人の命に関する価値観」を、特に第二次世界大戦後に培ってきた現代史が人類にはあるので。— noby (@nob_de) February 26, 2022 戦後培ってきた「命の価値の重さ」は、みなさん、新型コロナウイルス感染症に見舞われた社会で肌感覚で感じてきたはず。今回の反戦運動の拡がりには、その個々の「実感」も関わっていると思う。「コロナを生き残ったのに人間同士の殺し合いで死ぬなんて酷い」という意識。— noby (@nob_de) February 26, 2022 ドイツのコメンテーターや政治家の意見は、まさに「歴史の転換点」を象徴。ひとつは何とかしてこの事態を抑える。もう一つは「強い国になる」。後者が、ウクライナ侵攻がもたらす歴史的インパクトで、すでに日本のSNS等の書き込みもこの分岐と関わっているし、中国の「強い国に逆らうな」は後者の流れ— noby (@nob_de) February 26, 2022 「前者=どうにかしてこの事態を抑える」は分が悪いが、これにギリギリで実現しようと政治家たちは動いている。また同時にロシアをはじめとした「民間レベル」の反戦運動がどこまで効果を発揮するかだろう。ただ「確実に」反戦運動は、21世紀ではこれまでにないような力で政治に影響を与えつつある。— noby (@nob_de) February 26, 2022 守りの歴史の研究者という立場からツイートします。個人の守り(痴漢対策で個人がヘアピンを持つ等)と集団的防衛とを繋げて語りかけるツイートは、まるで分かっていないか使嗾者かのどちらか。なぜなら個の守りは集団を防衛するときに毀損されることがあるから。「集団のために貴方は排除」は生じる。— noby (@nob_de) February 26, 2022 現時点でドイツのニュースを観たり新聞を読んだりして感じたのは、2日前、「ロシアの平和活動」報道で一歩で遅れたのと、アメリカについての報道が「緩い」ということ。「アメリカ軍増援」の話題が中心。ドイツの報道も見たいものを見ているし、見せたいものを見せている。FAZ日曜版やZEITはこれから。— noby (@nob_de) February 26, 2022 キエフ市民の民間レベルでの防衛活動が悲惨を極めるのは大前提として、同時にロシア兵も極限状態に置かれていることも想起されたい。自らが殺している対象の言語が分かる場合が多い。加害・被害を「相対化」したいわけではなく、とにかく一刻も早くこの事態を止めなければならない理由として。— noby (@nob_de) February 26, 2022 20世紀のドイツ史、空襲史を研究する者として、今回のロシアによるウクライナ侵攻は「力の時代」に戻る(あるいは進む)かどうかの分岐点だと確信している。これは現代史を学ぶ意義の一つで、学生諸氏も考えてほしい。ただし当然、私個人はそうならないように努める。— noby (@nob_de) February 26, 2022 こちらはバイエルン州内の反戦デモの記事。各地での拡がりが分かると思います。 https://t.co/km2OPjbYqk— noby (@nob_de) February 26, 2022 ミュンヒェン「反戦デモ」の予定。私は今から参加します。なお、民市あるいは近郊でドイツ情勢の不安を抱えたり、話を共有したい方、連絡下さい。話をしましょう。Samstag, den 26.02. von 10 bis 13 Uhr am StachusMittwoch, den 02.03. von 18 bis 20 Uhr am Odeonsplatzhttps://t.co/Hxj98ZiAoH— noby (@nob_de) February 26, 2022 ミュンヒェン市内シュタッフスの様子です。子どもの参加が多いのが目立ちます。反戦運動の演説を聴いています。大きな拍手が起こる。 pic.twitter.com/SStWzMqB41— noby (@nob_de) February 26, 2022 忘れないようにメモしておくと。プーチンの蛮行は許されないけども、同時にドイツ政府への批判をする演者もいる。また旗も色々で微妙に主張は異なるだろうが、「ウクライナに平和を」という点では一致。— noby (@nob_de) February 26, 2022 ミュンヒェン市内での「ウクライナに平和を」デモ。シュタッフスの広場から漏れ出してマリエン広場に向かう道にも拡がっていました。すごい数ですが実数はもっと多いと思います。観察していましたが、寒さやコロナ感染リスクから人の出入りが多いからです。 pic.twitter.com/UEMkc6Ab2c— noby (@nob_de) February 26, 2022 反戦デモに向かう親子。デモは「それが行われている場」だけではなく、旗や体の一部に「ウクライナへの平和」を象徴するものを持ったり身につけたりすることで、街中に拡散していく。服にウクライナの国旗を付けたり、「戦争反対」というステッカーを貼っている人も見かけた。 pic.twitter.com/vSHvh3Vg3P— noby (@nob_de) February 26, 2022 「ウクライナに平和を」デモ@ミュンヒェン:「恐れないで私たちがいる」という看板も見かけた。難民問題時のスローガン。この十数年間にも「デモ文化」は広まったし「進化・深化」した。フライデーズ・フォー・フューチャーは、若者を中心にデモ参加の「気軽さ」や「楽しさ」をもたらしたと思う。 pic.twitter.com/7fChkgGqKc— noby (@nob_de) February 26, 2022 「ウクライナに平和を」デモ@ミュンヒェン:物理的に参加できるデモの方が、場合によってはSNSの書き込みよりも「楽」だということ。そこに居るってことが意思の表示だから。子連れが多いのが印象的。今次の出来事は、子どもや若者の未来に関わる分岐点だという実感が強い。 pic.twitter.com/FJjhYK8C8c— noby (@nob_de) February 26, 2022 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #写真 #ドイツ #ウクライナ情勢 #ウクライナ侵攻 #反戦 #平和的デモ 33