「ロシア・ウクライナ戦争」ツイートまとめ(2022年3月3日) 3 西洋近現代史ゼミより(東京女子大学・歴史文化専攻、柳原伸洋) 2022年3月4日 17:43 3月3日のまとめです。この日はドイツのFridays for Futureのデモなども大規模に行われました。私は家族とウクライナからの避難民支援の寄付に行ってきました。写真はその様子です。戦争に対して戦争をしかけても、戦争は終わらないというのは歴史を学べば分かる真理。文化面でも「憎しみの文化(WWI研究では「戦争文化」とも呼ぶ)を醸成させても戦争は終わらない。結果的には、戦争文化を「理解・交流の文化(平和文化とも言える)」に置き換えることで戦争ははじめて終わる。— noby (@nob_de) March 3, 2022 これは小学生でも知っている真理で、プーチンが行ったことは「力の時代」の負のスパイラルのきっかけを作ったこと。この意味はとても重い。で、今や日本でもどこでも力の時代を到来させる「小さなプーチン」が雨後の筍のように生まれてきているわけです。私たちは明らかに分岐点にいます。 https://t.co/6DoUdsfIfp— noby (@nob_de) March 3, 2022 日本語のTwitterでは刻々と変わる戦況をまとめたり、それに解説を加えている男性が多いことに驚きます。一人一人の市井の人々への言及は出にくい。軍事情報も必要ですが、アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』の「人間は戦争よりずっと大きい」を想起すべきです。— noby (@nob_de) March 3, 2022 ドイツのニュース:南ドイツ新聞。ベアボック外相の国連演説はキエフの駅で生まれた赤子の話題から始まり、自身と国際情勢とを重ね合わせるもの。これは「教科書的な語り口」だが効果的だと。今回の戦争のポイントの一つは「男の語り」ではない「顔が見える(記事題)」個々人の語りだと思う。 pic.twitter.com/VwjOCCiOE3— noby (@nob_de) March 3, 2022 なお、ドイツのニュースを継続してウォッチしていると分かるのは、このベアボックの語りは彼女がずっと続けてきたものだ。— noby (@nob_de) March 3, 2022 ドイツのニュース:できるだけ、保守系、大衆紙、リベラル系を読み比べます。それぞれの「論調」に飲み込まれないために。なお、これら表紙はそれぞれの新聞・雑誌が、何をテーマにウクライナ情勢を伝えたいのが分かりやすく出ています。 pic.twitter.com/NPoqi9fO4c— noby (@nob_de) March 3, 2022 今までZoomのミーティングをひとつ(仕事関係だったけども)、これからもひとつ。気分転換になりました。別に「戦争の話だけ」をするわけではないですがコロナでコミュニケーションが縮減している今、何でもいいので話題を共有する、話をして笑い合う等が良い場合もあります。 https://t.co/1flw65zNlv— noby (@nob_de) March 3, 2022 ドイツのニュース:大衆紙ビルトも買って読んだりしているのだけども、やはり刺激的というか「露悪的」なものが目立つ。しかしながら、ウクライナ報道の現地レポーターや記者などの紹介は重要かと思う。ただ、これは各紙がやっているけども。 pic.twitter.com/JLNVTYgISW— noby (@nob_de) March 3, 2022 ウクライナからの避難民支援の寄付に行ってきました。次々と人が来ていて、そして手際がよいです。ここで培われているのは手順のノウハウだけではなく、連帯するという市民社会的意識。また、このご時世で、なんだか和んだ空間だったのが印象的。 pic.twitter.com/miUJAo08fV— noby (@nob_de) March 3, 2022 実は、日本から「私も何かできないでしょうか」という声が届いたり、日本で戦争報道を観るとむしろもどかしさやストレスに襲われるという方の話を聴きます。無理はしなくてもよくて、しんどくなければ考え続けること。機会があればウクライナについて少し話すこと。これも重要な「支援」だと思います。— noby (@nob_de) March 3, 2022 そろそろ不思議なコメントがつきはじめていますが、戦況報告を止めろとは書いていない。ただ戦況報告・速報に、ウクライナ住民や兵士やさらにはロシア兵士の名前のある個々人は出てこない。「戦争」に塗りつぶされる。そこに「人」がいて一度きりの命を持っていると伝える必要があるということです。 https://t.co/HPbyKTwn31— noby (@nob_de) March 3, 2022 個人が前面に出ることで、ロシア兵を含めたウクライナに「居る」人、その個々人に想像が及ぶわけです。これが大事。彼らは戦ってもいるが食事をし排泄もし、寒がったり怖がったりするし、冗談も飛ばすでしょう。そんな「個々人が戦場に居る」ことを認識する。20世紀の歴史が培ってきた知見です。— noby (@nob_de) March 3, 2022 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #ドイツ #ウクライナ危機 #ロシア・ウクライナ戦争 #ウクライナ避難民 #ドイツの今 #戦争の語り #避難民支援 #平和デモ 3