「ロシア・ウクライナ戦争」関連ツイートまとめ(2022年3月8日・9日) 10 西洋近現代史ゼミより(東京女子大学・歴史文化専攻、柳原伸洋) 2022年3月10日 22:26 この日は新聞記事へのリアクションやテレビ出演などがありました。テレビは切り貼りされており、誤解を呼び、その後に攻撃的なツイートを私宛にしてくる人が現れました。記録として記しておきます。ウクライナ・ロシア戦争における「女性」について、テレビ取材を受けました。取材を受けて気づいたのは、社会全体を巻き込む戦争についての見方や語る言葉を私たちは発展させてこなかったのだと。これには微力ながらも個人的にはがんばってきたつもりですが、同時に忸怩たる思いがあります。— noby (@nob_de) March 8, 2022 テレビでの「語り」に棹さして流されて「テレビ受け」するコメントはしたくはないのですが、ただパブリックに伝わるような戦争の語り方はあると思うので、それは修行していきます…。— noby (@nob_de) March 8, 2022 ウワー。分かってたけども10秒の出演だー。誤解される方がいたら解説します。ただ私も実際には番組を観られていないので、どういう文脈で使われたのか不明。ウクライナの女性兵士表象のプロパガンダ性だとの噂も。その前後では背景や未来についても色々とお話しました。またいつか補足を。— noby (@nob_de) March 8, 2022 昨日ニュースに出演しました。ただコメントが三カ所を切って貼ったものなので、私のツイートを読んだり直接話したりした方は「違和感」を覚えたかもしれないので、以下補足します。なお「TVコメントではやむなし」と認識していますが、ここを等閑すると研究者としてはアウト https://t.co/Z7mWsxUW0a— noby (@nob_de) March 9, 2022 最初の「プロパガンダのにおい」については、これは皆がSNSを使う時代なので、通常それに気づいてしまうと言う文脈で語っています。次のSNSが戦争において「個人」を感じさせ、しかし戦争は個人を塗りつぶす大状況なのでそのSNSもまた「旧来の戦争観」から見たい像に当てはめられてしまう、と。— noby (@nob_de) March 9, 2022 最後の「きっかけになる」は、SNSなどでの戦争の情報流通は止められないので、個々人をつなぐきっかけとして捉えられる文脈で使っています。以上、三カ所が切り貼りされていると思います。私の真意とはベクトルが約15度位ずれていますが、一応こうやって補足できれるので許容したいと思います。— noby (@nob_de) March 9, 2022 今日ももしかしたら某ニュース番組でロシア・ウクライナ戦争関係のコメントが出るかもしれません。よく質問されるので書くと今次の戦争と女性兵士に関し「ジェンダー平等」などで切ることの危険性というか、無意味さです。大きな理由は、戦争という旧来の「語り」に乗っかるに過ぎないから。(続)— noby (@nob_de) March 9, 2022 最も大切な点は戦争が老若男女問わずに個性を剥ぎ取っていき、戦争の語りの型にはめていくということ。まずはこれを押さえる。ジェンダー平等の議論は後の研究としては興味深いですが、今、多くの老若男女が死ぬ状況では「戦争が強要する個の剥奪(命も)」に乗らないことが重要かと思います。(続)— noby (@nob_de) March 9, 2022 (続き)また女性兵士も重要ですが、女性の民間防衛活動も注視したいです。これは「軍民の境界の消失」であり、こうなると泥沼の戦いで、あらゆる殺人が正当化されてしまう契機になるからです。これは自分の研究テーマとして。— noby (@nob_de) March 9, 2022 「女性兵士とジェンダー平等」を掲げて問題視するのは、従来からフェミニストやリベラルを非難する癖のある方々だと感じました(これはご自身でお確かめを)。昨日少し盛り上がった「女性兵士とジェンダー平等」の語りの多くは表層的で、それに乗っかる必要はないでしょう。理由はこの引用RTに。 https://t.co/4vyRptcPt3— noby (@nob_de) March 9, 2022 これについて脳内研究モードで書いたので分かりにくいとの意見もあると思うので具体化しますと、侵攻するロシア兵にとって「ウクライナ民間人」がいつ何時、自分を撃ち殺すか分からない状況での戦闘行為は、恐怖に取り憑かれ「大量殺戮」に陥りやすい精神構造を生み出すということです。 https://t.co/8WNtVPv0Ai— noby (@nob_de) March 9, 2022 なお、主催の「戦争体験を継承するコミュニティ」は戦争体験に関するオンライン学習会で、メディア関係者の方を中心に運営されている会で、普段は一応クローズドで行われています。短い時間ですが、若い世代に今回のロシア・ウクライナ戦争を考えるための思考の種を蒔きたいと思います。— noby (@nob_de) March 9, 2022 過去に某ラジオで「カット」のバイト(一応、身分はAD)をしていたので、カットされて使われ、このように非難されるのは因果応報とも感じています(あまりヒドいカットはしたことはないですが)…。ただ、若手研究者を対象の中心に「メディアとの向き合い方」などの講座は、いつかできればなと。— noby (@nob_de) March 9, 2022 これから出る予定の別のネットニュースでもう一度、チャレンジしてみます。打ち破れたら、みなさんとTwitterのスペースででも反省会・慰労会をさせてください。ただいずれにせよ、しばらくは高校生向けの講座、そして研究・執筆と教育に専心します。— noby (@nob_de) March 9, 2022 戦争の語り、とくにニュースなどの速報性の高い番組でヒートアップしている人(政治家に多い)は、それもまた「戦争の一部」に飲み込まれているということ。私個人はドイツにいて、すでに「戦争の一部」を肌で意識しているけども、飲み込まれるかどうかは別なのです。— noby (@nob_de) March 9, 2022 インタビュー一部切り取りの弊害は、今までも経験していて、過去「日本への空襲」について2時間くらい話したら「アメリカ軍搭乗員の死亡」部分だけ放送され、「アメリカの日本空爆を正当化している」と非難された。まぁそうなるわな…と。だからなるべく編集点を作らないように話すがそれも限界あり。— noby (@nob_de) March 9, 2022 アベマプライムニュース出演、がんばりましたが、やはり最後は出演者の方も「戦争の語り」に乗っかってしまい「男女の役割分担の仕方なさ」が前面に出る結果に…。ただ、ほとんど方は日常的に「戦争」について持続的に考えていません。仕方ないです。だから私自身は語り方を磨きたいと思います。— noby (@nob_de) March 9, 2022 ただ今回は2点、良いと思える点があり、準備段階で制作サイドとのやりとりが充実していたこと。私はやりとりを通じて気づいたことがありました。また、司会の方も、議論が「戦争の語りに飲み込まれた原理主義」に陥ってきたとき、私の発言のフォローを入れてくださったことは救いでした。— noby (@nob_de) March 9, 2022 出演中、私がずっと葛藤していたのは、出演者の半数以上が「戦時という緊急時における性別役割分担」をラディカルに考えていた点です。これはすでに戦争という大状況に思考法が飲み込まれている。ただそれを「上から目線」で指摘するかどうか悩みました。ちょっと声を入れようとしましたが、時間終了…— noby (@nob_de) March 9, 2022 ドイツのニュース:国際女性デーに合わせて大学生二人の対談。一人はTilTokの人気者で、もう一人はフェミニズム雑誌の主幹。対談内容も興味深いが、「来年の女性デーには戦争は無くなっていてほしい。フェミニズム、資本主義、環境、そして戦争は相互関係があるから」と。https://t.co/H0M8pYsww6— noby (@nob_de) March 9, 2022 なんかちょっと変な人たち(おそらく実は1人か2人くらいで複数アカウント)に捕捉されて絡まれたと思ったら、Yahooニュースにテレビのものが掲載されたからだったーーー。いや、あれ何なんでしょう。Yahooコメントに書き込むってどういうモチベでやっているのだろうか。— noby (@nob_de) March 9, 2022 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #メディア #ロシア・ウクライナ戦争 #新聞報道 #ドイツの今 #ドイツの報道 10