ウクライナ侵攻に関連するツイートまとめ(2022年2月27日 ※写真は2月26日のデモの画像) 4 西洋近現代史ゼミより(東京女子大学・歴史文化専攻、柳原伸洋) 2022年2月28日 01:05 2月27日のまとめです。写真は2月26日のミュンヒェン市内でのデモ画像です。写真は、ベビーカーにウクライナ国旗をつけてデモ参加している家族です。ドイツのニュース:なぜかFAZのログインがうまくできなくて全部読めないので後で紙面を買う。軍事史家ナイツェル、私は彼の前任者が受け入れ教員だった。ただ彼は「力の時代」を志向しているように思える>Deutsche Verteidigungspolitik: Die Bundeswehr kriegsfähig machen https://t.co/OPqJAfLoDr— noby (@nob_de) February 27, 2022 書きにくいことを書くと、気づいておられるかもしれないが、みなさん、SNSでの「戦争情報の賞味期限」が少しずつ切れてきている模様。ただ、これが「常態」であり問題ではない。ここで変に刺激を求めてはいけない。ただ、日々、「戦争・空襲」について考えてきた私や研究者は考え続けていきます。— noby (@nob_de) February 27, 2022 ニュースで「破壊の動画」が流れつづける。ずっと観ていると疲れるので、多くの人はほどほどに観ることも必要。ただ、たまにでもいいので思い出してほしいのは、これは天災ではなく確実に「人災」だということ。燃えざるをえずに燃えたのではない。動画だけだと、それを取り違えて消費しがちなので。— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツのニュース:ドイツでは連邦議会ではロシア・ウクライナ戦争に関する特別議会が始まっています。最初に議長から「ヨーロッパにおける戦争」の言及に始まり、議長も今演説する首相も「この戦争は誰も容認できるものではない」と。在独ウクライナ大使へも満場の拍手。https://t.co/6LBXVXqnzs— noby (@nob_de) February 27, 2022 昨晩は躊躇して書かなかったが「研究者」として書きたいのは、今、ヨーロッパで起きている現実は「平和運動」が同時に「戦争を昂進させている」ということ。これは一見、おかしく聞こえるかもしれないが紛うことなき現実。解説はしばし後の続きのツイートで。— noby (@nob_de) February 27, 2022 そしてこれを書いているのと同時に、ドイツ首相ショルツの演説で、ドイツの方針は「躊躇」から一気に転換し、ハードなものになり経済制裁以外にも軍備の近代化を伴う「力」での対抗も行う予定と(議論は進行中)。数日前から私が危惧した状況に。だから「プーチンの戦争」は最低最悪の転換点なのだ。 https://t.co/NipVfmmbAm— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツのニュース:ドイツ首相ショルツは1000億ユーロの連邦軍強化・近代化をすると発表。戦闘機の配備などを含む。なおこの演説の瞬間、議会ではざわめきが起きた(ユーロと円を間違えてしまったので再投)。 https://t.co/wNVUB8o89U— noby (@nob_de) February 27, 2022 現在、ドイツ・ヨーロッパはすでに「銃後」と呼べる状態に接近。独や各国政府のゴタゴタが問題視されるが、こちらが「通常」。これは強調したい。だが戦争は一枚岩の強度をもって進行するので、その対応が困難。戦争を開始し「力の時代」を到来させるプーチンに比べて明確に知的・人間的だ。— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツのニュース:ドイツ鉄道はウクライナからの避難民の移動を無料に。ただ、少し想像力を働かせればドイツと「戦地の境界」とがレイルでつながっているということ>https://t.co/wwdhGfnHau— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツのニュース:中道保守党CDUの党首メルツは「遊びは終わりだ」と演説。今、極右政党AfDの党首も話をしているが、与党以上に「力」を求める流れ。私はかなり危険視している>Ukraine-Liveblog: https://t.co/HG67WQI7Q7— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツ副首相・経済環境保護大臣ハーベックは詩人・作家でもあるが、「ロシアにおける反戦運動」に言及。私個人はこの繋がりを政府が認識していることが重要だと思う。TLで見かけたが「ウクライナ反戦デモは無意味」と語った日本の元政治家とは「見えているもの」の広さが違うということ。— noby (@nob_de) February 27, 2022 今、ドイツの議会(0227の12時40分)で起きている議論は、政治家たちによる「より強い対応」の競争だ。これは本当に危険。私個人は、この特別議会の議論に、ドイツのメディアや市民社会がどのように反応するかに目を配って考えていきたい。 https://t.co/mg9yT2sQIx— noby (@nob_de) February 27, 2022 なお、演者は事あるごとにウクライナ大使に語りかけて、連帯を告げる。拍手喝采。これは素晴らしいことであると同時に実は政治の劇場化という危険な面もある。これは、過去、大使館で政治調査職に就いていたときの教訓。私はネットから離れ。別の仕事をして後で新聞で確認予定。— noby (@nob_de) February 27, 2022 ウクライナ危機について「冷笑的」にSNSに色々と書き込みする方。「何か書きたい、けれどもモヤモヤして言葉出てこない」などあるでしょう。やむを得ないことです。ただ自分が冷笑的であることには自覚的であってほしいです。繰り返しますが、人間は実際に次々と「人為」で死んでいます。— noby (@nob_de) February 27, 2022 こちらは希望が持てるニュース。ウクライナとロシア間の話し合いが開始されるらしい。他方でドイツのニュースによると、ロシアは核兵力の移動をはじめていると https://t.co/JXYn381UKB 。 https://t.co/9lvbxO13qC— noby (@nob_de) February 27, 2022 なお「リベラル」揶揄の声もあるので明言すると、この追加経済制裁は発言内容とともに「効く」と言えると思う。ロシアの東西が封じられるわけで。ただこの日本政府の決定に世界的な戦争忌避の動きも影響しているだろう>対ロシア追加経済制裁、首相発言の全文: 日本経済新聞 https://t.co/rz5ldOTHov— noby (@nob_de) February 27, 2022 日本政府にはすでにロシアから「北方領土交渉」などの面で圧力がかかっていたが、その圧力は押し返したということ。なお、日本の飛行機もロシア上空を飛ばないことになる。— noby (@nob_de) February 27, 2022 私がドイツからせっせとツイートしているのは、ひとつにはコロナ状況でドイツ滞在中の日本人研究者が少なくなりすぎていることが関係しています。このドイツの「異様な雰囲気」は研究者なら簡単に感知できるものです。プーチンの侵略は「そういう時期」を狙っているわけです。— noby (@nob_de) February 27, 2022 一応、「あんた、誇張しているだろ」という声を否定するために書いておくと、ドイツは実際に軍は「警戒状態」にあり、政治家は「ヨーロッパは戦争状態にある」と述べています。— noby (@nob_de) February 27, 2022 あ、これもちろん「ドイツ」だけではなく、イギリスやフランスをはじめとして世界中に当てはまります。もしコロナ状況でなければ中東欧地域にも日本の研究者が滞在していたでしょう。もちろんロシアにも、です。 https://t.co/F9zBYTmNBu— noby (@nob_de) February 27, 2022 今までドイツのカフェにいましたが、ご老人集団や若者2人が「戦争」を話題にしていました。なお留学生の多い地区に住んでいるので、多分ですが留学生(おそらくロシアから?)が心配そうに会話していました。(もしロシアだとしたら)ドイツから/への送金や行き来も難しくなったので。— noby (@nob_de) February 27, 2022 昨日のミュンヒェン市内での「ウクライナに平和を」デモ。「プーチン=ヒトラー」の描写も。私個人はプーチンをヒトラーのように描くこととは距離を取りたいが、この戦争に反対しているのは同じなので「同じ場には居られる」ということ。この辺りもSNSでの言葉のやりとりよりも「緩い」。 pic.twitter.com/rHOtCG8Ytm— noby (@nob_de) February 27, 2022 今、中東欧をはじめ英仏などに留学・研究滞在している日本の研究者の方はどれくらいいるのだろうか。もしよければ教えていただきたい。各国の対応の比較もしたいので。ただ大使館関係の勤務なら今は大わらわだろうけども。しかし日本の各メディアも駐在員を減らしてきたのが響いていると思う。 https://t.co/F9zBYTmNBu— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツのニュース:ベルリンで10万人規模の反戦デモ。こちらが動画があってその規模がわかりやすいです: Massen-Demonstration gegen Ukraine-Krieg in Berlin: »Die russischen Mütter wollen ihre Söhne auch nicht verlieren« https://t.co/t6mxgpbm3R— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツのニュース:ロシアと国境を接している国フィンランドの話題。過去に戦争(対ソ連、いわゆる冬戦争と継続戦争)をしていたこともあり、緊張は高まっている。 https://t.co/eJP0vZ6Sr6— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツのニュース:バイエルン州フュルステンフェルトブリュックからウクライナ避難民への支援物資がポーランドに向けて今晩運ばれる>Fürstenfeldbruck: Fünf Transporter mit Hilfsgütern für die Ukraine https://t.co/KupGNudG5J— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツのニュース:ウクライナ、そして避難民への支援方法のリスト>Wie ich Menschen in der Ukraine jetzt helfen kann | Sonntagsblatt - https://t.co/gbcWSm3ovA— noby (@nob_de) February 27, 2022 ミュンヒェン市内のインターナショナルスクールでは、「ロシアとウクライナ」の保護者のイニシアティブでウクライナ難民への寄付行為が始まった模様。こういう市民社会の動きが大切だと思う。繰り返しますが、「”ロシア”とウクライナ」です。— noby (@nob_de) February 27, 2022 あれ、ドイツのDie Zeitのサイトの閲覧ができない気が…。FAZのバランサーとしてはZeitは超重要なのだけども。 https://t.co/Kc3wndGkiX— noby (@nob_de) February 27, 2022 「まとめ」、大事と実感。いくつかの質問が来ているが、基本的にはまず「まとめ」を読んでくださいと答えている。Twitterの流れを一度整理するためと、同時代的な記録として(ホントはこんなまとめに使いたくなかったのだけども)。 https://t.co/PoFkga2EsF— noby (@nob_de) February 27, 2022 こうやって読むと、的外れなこともあるし、ドイツの報道で色々と予見されていたこともあるな、と。— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツのニュース:アウクスブルク市でもウクライナのための支援物資が集められているとの報。今、ドイツの地方紙を読むと必ずと言っていいほどこの話題が書かれている。:In Augsburg rollt eine Welle der Hilfsbereitschaft für die Ukraine an https://t.co/WZePporVYd— noby (@nob_de) February 27, 2022 ドイツのニュース:私の観察範囲では、SZやZEIT紙は「戦争と子ども」に焦点を当てる見出しが多い印象。20世紀の歴史が「命の価値が重い」と人類が認識していく歴史だとしたら、それを意識した記事構成だと思う。 https://t.co/n7aT8RUKUj— noby (@nob_de) February 27, 2022 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #ドイツ #ウクライナ情勢 #ウクライナ侵攻 #反戦 #ドイツの今 #平和的デモ 4