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【第193回】 Marketing Cloud Advanced Edition が発表されました

2024 年 2 月 20 日に発表された Marketing Cloud Growth Edition に続き、その上位版である Marketing Cloud Advanced EditionDreamforce '24(2024 年 9 月 17 日~ 19 日開催)で発表されました。

Marketing Cloud Growth / Advanced Edition は、特に中小企業やB2Bマーケティング組織向けのツールとして紹介されています。


■ Growth Edition との違い

では、今回の Advanced Edition ではどのようなことが可能になったのか、既存の Marketing Cloud Engagement の機能をもとに説明すると分かりやすいでしょう。

<追加された新機能>
・ランダム分岐が可能に
・Einstein Engagement Frequency が利用可能に
・Einstein Engagement Scoring が利用可能に(*)
・ルールベースの動的コンテンツが利用可能に(*)
・SMS で単一の電話番号を使った双方向対話が可能に

(*)・・・この機能は Growth Edition でも利用可能

Einstein STO(送信時間最適化)に関しては、既に提供されていますが、今回のアップデートで、頻度スコアリング などの Einstein 機能も利用できるようになりました。

Marketing Cloud Engagement に詳しい方なら、これでよりリッチなシナリオを構築できるようになったと感じるでしょう。ただし、これらの機能がないとシナリオが成り立たないかと言えばそうではありません。

あくまで、シナリオをより充実させるための追加機能という印象にとどまります。


■ 日本への展開は?

現在、Marketing Cloud Growth / Advanced Edition は「地域」ごとに展開されており、まずは北米、南米、ヨーロッパ、中東、アフリカなどで利用可能です。これはデータセンターの所在地に関連しているため、今後アジアや日本でもローンチされる見込みです。

Salesforce+ Event Dreamforce 2024 Recap in Tokyo にて、日本では、2025 年上半期にローンチされる予定であることが発表されました。

これからの展開がますます楽しみですね。

今回は以上です。


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