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【第20回】 Journey Builder を使って「毎月の月末」に送信する方法

今回の記事は、前回の「【第19回】 Journey Builder を使って「毎月の月初」に送信する方法」 の記事の続編になります。

さて、今度は Journey Builder で、月末に送信したい場合を考えてみましょう。月末と言えば 2 月の閏日(うるうび)がどうなるのか気になりますね。ここをうまく乗り切る必要がありそうです。それでは、今回は 1 月 31 日、2 月 28 日、3 月 31 日、4 月 30 日に送信する想定で考えてみましょう。

まず、月初版の時と同様、「待機アクティビティ」を使ったパターンです。月初版で成功した「15 時」の送信で試してみます。「待機アクティビティ」の待機時間の計算は、それを計算する際に、一度、CST に戻る習性がある、という話がありましたね。今回「待機アクティビティ」を使用しますので、月末であっても、この習性を考慮する必要があります。

シナリオとしては下記のような形になります。パス上に 1 ヶ月ごとの待機時間が設定されていますね。

 各メールアクティビティの間に1ヶ月の待機時間を設定

さて、それでは月初版でやったような計算をしてみます。

① JST 1月31日15時 > CST 1月31日0時 > CST 2月28日0時 > JST 2月28日15時
② JST 2月28日15時 > CST 2月28日0時 > CST 3月28日0時 > JST 3月28日15時(← 本当は3月31日の15時に配信したかった)
③ JST 3月28日15時 > CST 3月28日0時 > CST 4月28日0時 > JST 4月28日15時(← 本当は4月30日の15時に配信したかった)

はい、どうでしょう。2 月 28 日があることで、2 月以降は「28 日」の送信となってしまいましたね。。。月初の時にできた 15 時配信も、月末ではできないという結果になりました。

では、これも月初版同様、根本的解決できる B 案を考えてみます。おそらく、月初版を読まれた皆さんは、結論見えているんじゃないですかね?

その通りです。Journey Builder のエントリースケジュールを月末の送信として管理して、都度エントリーさせる、が正解ですね。シナリオとしては、下記のような形となります。

1月31日から毎月31日に定期実行(4回)します

実際に配信すると、下記のような形で送信されます。

① JST 1月31日15時
② JST 2月28日15時(31日が無いので繰り上がって、28日に送信
③ JST 3月31日15時
④ JST 4月30日15時(31日が無いので繰り上がって、30日に送信

いかがでしたでしょうか?ちなみに 2 月が自動化送信の初月だった場合は、上記のような 31 日のスケジュール設定ができませんので、2 月は手動配信を行い、3 月になったら 31 日に送信するような自動化設定にしてください。これは、例えば 4 月や 6 月のような 月末が 30 日となる月の場合も同じように 31 日を持つ月が来るまでは手動配信の対応が必要です。ご参考までに。

今回は以上です。


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