見出し画像

【第84回】 Process Automation 認定プロフェッショナル試験 合格体験記

Process Automation Accredited Professional 試験に合格できました。まだ記憶も新しいので、簡単ではありますが、合格体験記を書いてみます。

Accredited Professional 難易度を可視化

私の体感で、これまで受験した AP 試験の難易度を可視化しています。

Accredited Professional Grade (Nobuyuki Watanabe ver.)
Level 1:Einstein Prediction Builder, Sales Cloud Einstein
Level 2:MC Advanced Cross Channel, 旧 Financial Services Cloud, Salesforce CMS, Process Automation
Level 3:Data Cloud, MC Personalization, Digital Engagement, 旧 Health Cloud, Consumer Goods Cloud, Manufacturing Cloud
Level 4:MC Intelligence, Service Cloud Voice, Einstein Discovery

今回の試験は Level 2 としました。勉強時間としては 2 日〜 3 日程度という感じではないでしょうか。設問的にも基本的な内容が多かった印象です。

試験概要

認定プロセスオートメーションプロフェッショナル試験は、Salesforce のプロセス自動化機能の実装やコンサルティングを行った経験を有するコンサルタントと、プロセス自動化の設計、設定、構築、実装に関するスキルや知識を実証したい方を対象とします。

内容:多肢選択/複数選択方式の 60 問
試験の所要時間:90 分
合格点:68%(60 問中 41 点以上)
受験料:18,000 円 (税抜)
前提条件:なし

※ 私は 2023 年 8 月に受験しましたので、現在受験しようとしている試験と同じバージョンであるかは、最新の受験ガイドを確認してください。

出題範囲と出題率

フローの基本(27%)… 16 問
シナリオに基づいて、適切な自動化ツールを選択する。Flow Builder やプロセスビルダーを使用する状況や方法について説明する。承認を使用する状況や方法について説明する。

ツールとベストプラクティス(32%)… 19 問
プロセス自動化ツールの機能、制限、コンポーネント、要素の詳細を説明する。フロー、プロセス、承認を作成する際のオプションや手順について説明する。自動化のベストプラクティスを説明する。

テスト、配布、監視(18%)… 11 問
テストケースを特定する。宣言型の配布オプションについて説明する。フローインタビューをはじめとする監視機能を説明する。

使用事例(23%)… 14 問
プロセス自動化の機能を、営業、サービス、ポータルなどのさまざまな使用事例の具体的な要件に結び付ける。

私の試験結果

私の試験結果は下記の通りです。60 問中、44 問正解でした。41 問が合格ラインなので結構ギリギリでしたね。フローの基本やベストプラクティスを中心に覚えて試験に臨んだので、それが功を奏しました。

試験勉強の方法

皆さんが気になっているであろう試験勉強法としては、公式ヘルプページ、Partner Lerning Camp のカリキュラム、あとは PLC カリキュラムにリンクされていた YouTube の Web セミナーを見ました

PLC には 2 つの YouTube のリンクが掲載されていますが、試験を受け終えた感じから言いますと、以下の内容の方がより試験対策となるかと思います。

設問の 3 割、4 割はこの Web セミナーの内容から出たという印象です。私も試験直前に見ましたが、試験直前に見ると、より記憶は鮮明になるかと思いますので、騙されたと思って実践してみて下さい。

特に、以下のようなベストプラクティスや公式ヘルプページ内の考慮事項は丸暗記しておくと良いと思います

この Web セミナーの資料も、以下からダウンロードして、自分の分からない箇所はピックアップして内容を確認することをオススメします。

また、プロセスビルダーに関する問題やワークフロールールに関する問題も(2023 年 8 月時点では)試験範囲ですので、しっかり準備してください。

最後に、日本語版の受験ガイドにはサンプル問題が 5 問掲載されています。これは英語版の受験ガイドには掲載されて無いんですね。何ともスペシャルな仕様です。

こちらも必ずやっておいて下さい。ん?何か見たことある問題だぞ?と思えれば儲けモノですよね。(私は幸運にも似た問題に遭遇しました。)受験ガイドへのアクセスが面倒な方のために、以下にサンプル問題を記載しておきますので、理解力チェックとして試してみてください。

サンプル問題(受験ガイド掲載)

(解答はこの記事の一番下にあります。)

問題 1. Universal Containers の CEO は、商談の割引が 25% を超えた場合に必ずサインオフ申請で連絡を受けるようにしたいと考えています。また、コメントを記入できることを望んでいます。Universal Containers が上記の要件を満たすことができる宣言型ツールはどれですか?

A. プロセスビルダー
B. Flow Builder
C. 承認
D. Apex トリガー

問題 2. 付属の Screen Flow コンポーネントはどれですか? 2 つ選択してください。

A. ファイルのアップロード
B. アニメーション
C. MIME 画像
D. 電話番号

問題 3. システム管理者は、どのような条件に基づいてアクションをスケジュールすることができますか? 2 つ選択してください。

A. [設定] の [フローの設定] で指定した [実行日]
B. プロセスを開始したレコードの特定の日付/時間項目
C. プロセスが最後に実行される時刻(例:現在から 180 日後)
D. 実行ユーザが期限に達した日付/時間項目

問題 4. 通常フローが実行されるコンテキストを上書きする場合、システム管理者はフローをどのコンテキストで実行するように設定できますか?

A. ユーザコンテキスト
B. RunAs コンテキスト
C. デバックコンテキスト
D. システムコンテキスト

問題 5. Universal Containers が年次カンファレンスの講演希望者を募集しています。希望者は面接を受け、面接官の所見がシステムに保存され、承認者が応募を承認または拒否します。Universal Containers は特定のパートナーユーザを承認者に任命したいと考えています。この目的を達成するにはどうすればよいですか?

A. データローダを使用して、パートナーユーザを代理承認者として追加する
B. [代理承認者] 参照項目を使用して、パートナーユーザを追加する
C. パートナーユーザを内部ユーザにアップグレードし、承認者権限を付与する
D. パートナーユーザに [スーパーユーザ] アクセス権を付与し、ロールを承認者に更新する

最後に

Process Automation Accredited Professional の試験直前にこのページに辿り着いた方もいるかと思いますが、試験頑張って下さい!

今回は以上です。


サンプル問題の解答
1. C
2. A、D
3. B、C
4. D
5. A

次の記事はこちら

前回の記事はこちら

私の note のトップページはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?