【第159回】Marketing Cloud SFTP ユーザーの権限を微調整する機能が新リリース
現在、SFTP ユーザーは最大 10 ユーザーまで作成できますが、Summer '24 の新機能リリースで、その SFTP ユーザーに様々なレベルでアクセスを許可することで、セキュリティを強化できるようになりました。
各 SFTP ユーザーごとに、各トップディレクトリ(ルートの下まで)の表示、編集、ダウンロード、アップロードのアクセス権を割り当てることができます。
また、各 SFTP ユーザーのデフォルトとなる「ホームディレクトリ」を選択することができます。各 SFTP ユーザーは、選択されたディレクトリとそのサブディレクトリのみにアクセスできるようになります。
この機能につきましては、私の方で早速試してみましたが、確かに SFTP からファイルのダウンロードができなくなりましたし、下位のディレクトリをホームディレクトリに設定したところ、上位のディレクトリは表示されなくなりました。ご報告しておきます。
これまで、機能として存在した「IP 許可リスト」設定や、私の方で、以前に記事にした「ログインの公開鍵認証」設定とともに、SFTP のセキュリティを担保する強い味方になりそうです。
今回は以上です。