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【第112回】 生成 AI による画像生成アプリ Typeface が AppExchange で新リリース
Salesforce Marketing Cloud の Winter '24 の注目の新機能 Typeface アプリが AppExchange でリリースされたようです。
この Typeface アプリを導入することで、生成 AI が作り出した何パターンもの画像を Salesforce Marketing Cloud の画像として使用できる他、動的コンテンツと組み合わせて購読者に最適な画像を表示させることも可能になります。
リリース時のヘルプドキュメントでは特に語られていませんでしたが、やはり有償の機能となりました。有償と言っても定価があるわけではなく、顧客ごとのカスタム価格となるようですので、スタートさせる場合は Typeface 社とのメールなどでのやり取りが発生します。
下記 YouTube(後半辺りから再生) によると、Typeface ツール上で行えることと、Salesforce Marketing Cloud の Typeface コンテンツブロック上で行えることには差があるようです。Typeface アプリの契約によって Typeface ツールも使用可能になるかどうかは不明です。
Typeface ツール上では、画像生成に関して、以下のようなものができることが紹介されています。
① コカ・コーラの缶ジュースのような誰もが知っているものであれば、AI はそれらを自動で呼び出し、画像を生成します。
② よく知られていない缶ジュースなどの場合は、AI は自動で呼び出せない可能性がありますが、その缶ジュースの写真を持っていれば、画面上でトリミングして、それを AI に参照させて、画像に組み込むことができます。
③ もし AI の作成した画像のサイズ感などに違和感がある場合は Image Studioを使用して、修正させることが可能です。
一方、Salesforce Marketing Cloud の Typeface コンテンツブロック上では ② のトリミングはできないと思います。つまり予めトリミングされた画像を用意する必要があるようです。また ③ の Image Studio のような機能も無いと思います。
このアプリを日本で導入する企業はなかなか無いと思うので、触ってみて確認ということができませんが、何らか私の記事に間違えがあったら、お知らせします。まずはこのような機能のアプリであることだけ認識しておきましょう。
個人的には、動的コンテンツの設定の部分が AI の機能で何とかならなかったのか・・・と疑問ではあります。どう考えても作業が重た過ぎますよね。
今回は以上です。