見出し画像

【第93回】 SQL を使ってジャーニーのエントリー開始時間を確認する方法

Salesforce Marketing Cloud の Journey Builder で、各ジャーニーの エントリー開始時間 を一目で確認したいことがありますよね。

そこで、今回は、各ジャーニーのエントリー開始時間を一目で確認できる便利な SQL クエリをご紹介します。このクエリを使えば、各ジャーニーの最初のメールが配信される時間を確認することで、各ジャーニーのエントリー時間を簡単にチェックできます。

使い方はシンプルで、以下のクエリを Query Studio で実行するだけです。

SELECT
  J.JourneyName COLLATE Japanese_CS_AS_KS_WS AS Journey_Name,
  MIN(DATEADD(hh, 15, S.EventDate)) AS Sent_Time
FROM
  _Sent S
JOIN
  _JourneyActivity JA ON S.TriggererSendDefinitionObjectId = JA.JourneyActivityObjectId
JOIN
  _Journey J ON J.VersionId = JA.VersionId
WHERE
  CONVERT(DATE, DATEADD(hh, 15, S.EventDate), 111) = CONVERT(DATE, DATEADD(d, -1, DATEADD(hh, 15, GETDATE())), 111)
GROUP BY
  J.JourneyName
ORDER BY
  MIN(DATEADD(hh, 15, S.EventDate))
OFFSET
  0 ROWS FETCH NEXT 1000 ROWS ONLY

上記サンプルクエリでは、WHERE 句にて「前日分を取得する」という条件にしてありますので、例えば、過去 1 ヶ月分を取得したい場合は、WHERE 句を下記のように調整してください。

WHERE Convert(Date,Dateadd(hh,15,S.EventDate),111) >= Convert(Date,Dateadd(m,-1,Dateadd(hh,15,GetDate())),111)

注意点として、ジャーニーの開始直後にメールアクティビティ以外の配信アクティビティ(例えば、LINE アクティビティなど)が含まれている場合は、データビューではその情報を取得できませんので、対象外となります。

また、メールアクティビティの直前に STO(Send Time Optimization)アクティビティや待機アクティビティが含まれていて、別途待機時間が設けられている場合は、その待機時間の影響でジャーニーのエントリー開始時間としては取得できなくなる点にもご注意ください。

今回は以上です。


次の記事はこちら

前回の記事はこちら

私の note のトップページはこちら

いいなと思ったら応援しよう!