見出し画像

【第199回】 Marketing Cloud 活用情報交換会 - 2024年 9月25日 開催

株式会社プレジデント社の稲垣さん(Marketer Group, Tokyo, JP のコミュニティグループリーダー)が、2024 年 9 月 25 日に開催された「Marketing Cloud 活用情報交換会」の議事録の一部を Trailblazer Community にて共有して下さいました。

今回の活用情報交換会では、ユーザー同士の活発な意見交換が行われ、マーケティング施策や技術的な工夫についての試行錯誤がたくさん共有されたようです。写真を見る限り、会話も盛り上がっているようで、皆さんの情熱が伝わってきました。

■ Marketing Cloud 活用情報交換会の様子は、以下よりどうぞ

今回参加できなかった方も、ぜひこの内容を参考にしていただき、次回の交流会に向けてのアイデアを膨らませていただければと思います!是非、グループにもご参加ください。

■ 過去にユーザー会を紹介した記事


■ 1to1 コミュニケーション

  • 個人(属性 / 行動)に合わせたコンテンツをどのような内容にしているか?

  • それを実現するために、どのような仕組みで実現しているか?(利用ツール / 作り込み等)

  1. トリガー施策が最も効果的で、カゴ落ちや閲覧履歴ベースが有効

  2. クレカやポイントカードでデータを紐付け、効果的なシナリオを模索中

  3. 購入直後の再購入施策が最も効果的で、購読停止も少ない

  4. お役立ち情報メールの開封率が高く、50 ~ 60% に達することもある

  5. 分岐が増えると配信数が減少し、費用対効果の判断が難しい

  6. 18 通りのシナリオでリテンションを図り、契約期間の半分から開始

  7. ハガキ DM は高単価顧客に効果的で、デジタル ID を持たない顧客に有効

  8. 値引きなし、ポイント付与で初回購入から F2(2 回目購入)を促進する施策を実施中

  9. 顧客行動に基づくセグメント配信で、商品軸やアンケート結果を活用


■ セグメント配信

  • 配信対象者、配信頻度、効果測定は?

  • 配信時間の工夫はしているか?

  • コンテンツの準備はどのようにしているか?

  1. 自動化を導入したが、手動作業が多く活用実感がない

  2. EC 運営で定番シナリオ配信を行い、カート落ち施策が効果的

  3. 配信依頼の優先度調整が難しく、調整工数が課題となっている

  4. 営業メンバーがデジマを兼任しており、リソースが不足している

  5. パーソナライズの実現が難しく、他社の状況が気になる

  6. 定番シナリオでパーソナライズを行っているが、それ以上は難しい

  7. 適したコンテンツを配信するため、セグメントを理解しながら出し分け

  8. 顧客行動に基づくセグメント配信で、効果的なコンテンツを提供

  9. 顧客年代に応じたターゲティングで、訴求するゲームをパーソナライズ


■ チャネルの使い分け

  • どのチャネルを使っているか?

  • チャネル毎の特徴はどのように捉えているか?

  • クロスチャネルでの施策はやっているか?やっている場合どのような施策か?

  1. メールと SMS を利用して既存会員のアップセルを図っている

  2. 延滞防止や利用促進に SMS、メール、プッシュを活用している。チャネルをクロスさせるほうが効果が上がる

  3. 営業的には SMS、情報量が多い内容は HTML メールを使用

  4. メール未反応者に再度メールと SMS を配信し、効果を高める

  5. SMS の開封率は配信月ベースで 20% 程度を維持している

  6. フィッシング対策で SMS に問い合わせ先を表示する工夫をしている

  7. メールが中心で、アプリは別チームが運用している

  8. アプリで在庫復活通知を行い、ロイヤルユーザー向けに活用

  9. LINE はマス向け施策に活用


■ KPI

  • どのような指標を設定しているか?(ビジネス KPI や配信の KPI)

  • 改善プロセスはどのようにしているのか?(指標のチェック頻度、チェック対象の施策、施策改善の頻度やリードタイムなど)

  1. メール配信部門の KPI はオプトアウト率としており、月 10 通配信で安定している

  2. テストグループとコントロールグループ比較で次の施策を検討

  3. メールの開封率や CTR が KPI で、AB テストを繰り返している

  4. ROI も KPI として見ており、制作単価や広告クリック単価を算出して計算している

  5. 新規獲得・売上拡大が主な KPI で、事業全体の CV や売上を重視(メールごとの成果は見ていない)

  6. 配信 KPI とビジネス KPI が混在し、対策が難しい

  7. 配信頻度の実験を常に行い、様々な部門からの依頼を調整している


以上となります。

この内容は Salesforce Marketing Cloud を使用しているマーケターにとっては、この先、何かと行き詰った時に、一度振り返って確認してみる材料 になるかと思います。現役のマーケターから得られた貴重な知見の集まりとも言えますね。✨

稲垣さん!とても内容が良いので掲載させて頂きましたー!🙇

今回は以上です。


次の記事はこちら

前回の記事はこちら

私の note のトップページはこちら

いいなと思ったら応援しよう!