【第203回】 Journey Builder の監査強化:ジャーニー監査ログ が新リリース
前の記事でお伝えした Journey Builder における 監査目的の Slack 通知機能 に続き、Marketing Cloud Engagement Winter '25 の新リリースでは、ジャーニーの 監査ログ機能 がリリースされました。
この機能は、過去 30 日以内のジャーニーに加えられた変更を可視化 して、ジャーニーの変更を監視し、チームにおける説明責任を維持します。ジャーニーの作成、変更、アクティブ化、非アクティブ化、停止、および削除した時間とユーザーの情報が表示されます。以下の History(履歴)の画面よりアクセスできます。
日付は、ローカライズされており、CST ではなく、日本時間です。
残念ながら、ユーザー名に関しては日本語対応しておらず、漢字やカナは「?」で表示されます。
日付とアクティビティのフィルターを使用して、表示される情報の絞り込みも可能です。ここで選択したフィルターオプションは、フィルターパネルを閉じた後も保持されます。
また、テーブルに列を追加または削除して、その結果を CSV にダウンロードできます。クリップボードにコピーして、エクセルに貼り付けも可能です。
--- メソッド
GET
--- エンドポイント
[REST ベース URL].rest.marketingcloudapis.com/interaction/v1/interactions/[ジャーニーID]/audit/all?versionNumber=[バージョン番号]
--- ヘッダー
Content-Type:application/json
Authorization:Bearer [アクセストークン]
いかがでしたでしょうか?
この監査ログは、どちらかと言うと「ジャーニー本体の変更」に関する監査の側面が大きいかと思います。但し、ユーザーとしては、本来は「ジャーニーアクティビティの変更」の監査も必要というところですよね。それに関しては、同時リリースとなった Slack 通知機能の方である程度カバーして下さいというものなのかもしれません。
ちなみに、これに関連して メールコンテンツの変更の履歴 に関しては、変更される時に ジョブ ID が新たに生成されることを利用して、データビューをクエリすることで、その変更履歴の確認ができます。以下で、その確認方法を記事にしていますのでご覧ください。
今回は以上です。