その場で生まれるものを大切に
昨日TVerで観た音楽系番組のテーマが「ボーカル・声」だった
5,6名のアーティストが円になってディスカッションをするわけなんだけど
「レコーディングの時はどういうスタンスでいくのがベストだと思ってる?」
という問いかけが出た
ということをimaseさんが言っていた
この話を聴いていて僕も少なからず共感
たとえば写真に置き換えて考えてみる
ウェディングフォト撮影に向けて
「今日はあれ撮ろうこれ撮ろう」
とゴリゴリに決めてしまった日はだいたいスベる
(スベるという言葉選びは僕独自かもですが笑)
過去の自己反省を振り返ると
やはりそれって
大切な本質的部分を見ようとしていないことだと思う
目の前のおふたりから感じ取るもの
素敵を見逃さずシャッターを切る
その場その時の光や影、空気感などを閉じ込める
今日はこれを撮ろう、などと考えてしまうと被写体を感じ取るアンテナの
精度が落ちてしまう
その場に散らばっている “素敵なもの・瞬間” を撮らずしてなにが写真か、と
曲がりなりにも写真の道を志して長くなってきた自分にも
ミュージシャンが言うことの共通点を感じたという話でした
【本日の写真】
たまにはちゃんと記事のテーマに添ったものをw
人物写真こそ被写体とのコミュニケーションによって成り立つものなので
その場で生まれるもの、感じ取るものを大切にしたいなぁと思うのです
とはいえ事前準備を疎かにするわけでなく、引き出しを多く準備しているからこそその場の即興的なものにも対応できたり、閃きがでたりするのだ
と、自分はそう思ってます笑