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エモい写真の話。

書くことを継続し始めてはや10日。

せっかく写真を仕事にしていて、
プライベートでもたくさん撮るほど写真が好きなんだから、
もっと写真テーマのこと書いたらいいやん、と思い至った。笑

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エモいエモいと、ワードが流行って久しいし、
「エモい写真」

なんて言うと、とたんにチープさが増す謎なのだけど、

エモーショナル

って僕ら世代からすると
エモコアバンドが出てきた当時に馴染みある言葉なのだよ。


エモコアでまず思い出されるのは Hawaiian6ですね!
(知ってますか?笑)


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いや、いきなり話がそれましたけれども。

取り直して。


今や写真機(カメラ)としての性能がかなり上がって、
レンズも含め、解像度も行き切っていますよね。

(ラージフォーマットの良さもまたありますが。)


僕はあまり綺麗すぎる写真よりは、
ノイジーでフォーカスも甘いような写真の方が好き。


エモい(エモーショナル)と感じさせる要素は何かな?と考えた時に


・被写体の成りが感情を揺さぶる
・美しい情景
・絵作りのレトロさ


この辺りなんじゃないかなぁと思っている。

絵作りのレトロさというところを今日はピックアップしたいのだけど、
前述のように今のカメラは簡単に高解像度(きれい)な写真が撮れる。

スマホで簡単に撮れる。
オートーカスも優秀。(常に綺麗にバチピン)


綺麗な写真に見慣れてしまっているのだ。


だから今逆に、ちゃんと写らないレンズ付きフィルム(写るんです)や、
チェキが人気なのだろう、と。


僕も少し前にマニュアルフォーカスオンリーのレンズを入手して、
それをシーンに合わせて好んで使っている。


この写真もそれで撮ったもの。


ピントを意図して抜いたのか、
ファインダーを覗いたときのフォーカス位置がそれだったからそのまま一旦撮ったのか、もはや覚えてないけど、

僕にはこの写真を情緒的に感じる。

とってもエモーショナルだ。



一つ当たり前のことを言うが、
たとえばフォーカスが甘くて綺麗に写ってない写真がすべて、
エモくなるかといえばもちろんそうじゃない。


空の青さ、田んぼの綺麗な緑、そしてボケててもわかる新婦の素敵な笑顔。

フォーカス云々は総合的な一部。


色味が、

とか、

構図が、

とか、

光が、

とかとか言うのは、写真の本質のそれぞれの一部である。


写真は「写すもの」だけど、

この世界の

何を見るか


なのだ。


見ていなければ、その人の世の中に “存在しない” に等しい。

見ているからこそ写す、写るのだ。


自分が見た世界をただシンプルに、外の世界(他人)へ伝えるツールなのだ、写真は。


そう思う。


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ああ、エモいだなんだとテーマで始まったはずがいつの間にか

写真そのものの思想

になってきた笑


このテーマもきっとまた深掘りして話したくなると思うので、いつかまた。


では
今日はこの辺で。



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