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トランクケースの未来
今日はトランクケースの未来を語っていきます。
トランクの未来を話す前に、旅行業界の未来を考えていきましょう。
今、コロナで旅行は劇的なダメージを受けています。
公共交通機関は、バス、電車、飛行機これらのものは密になってしまうと言う意味で、NGとされています。
この流れはどこまで続くのでしょうか?
それはわからないとしても、トラベル業界はどのように、この機会に変わっていくのでしょうか。
今までのように、夜行バスにたくさんの人間を詰め込んで運ぶ、という事は少なくなると考えられます。
一人ひとりのスペースを多くとってゆったりとした旅行ができる、消毒ができるのような移動手段が増えてくると思われます。
そうなると、富裕層が中心のビジネスになる可能性があります
つまり旅行と言うものは贅沢品と言う考え方が、より強くなると考えられます。
理由は、大人数を運ぶビジネスモデルの旅行会社が減るからです。
だから、貧乏人に遠くに行きたければ、車で行くか、公共交通機関を乗り継ぐ形になります。実質、行くのが難しくなります。
ので、ネットとの登場で世界との距離はオンラインでは近くなりましたが、コロナの影響もあり、物理的な距離は遠くなるのではないかと予想されます。
さらにもっと未来を考えます。
"移動"と言うものは非常にコストがかかるものです。
例えば、移動で、"歩く"という手段は現代ではそんなに多く使わないですよね。
つまり今だったら自転車があったり、バイクがあったり、電車があったり色々便利な移動手段があるわけです。
これは荷物という点においても同じように考えられています。
例えば、荷物も旅行するんだと考えてください。
分かりにくですかね?
つまり旅行は、荷物の移動という点で非常にコストがかかるという事です。
そして、将来的には自動運転が進みます。
それにより移動コストと言うのは、実は将来、爆発的に下がる。
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何故かと言うと、1番コストがかかるのは人間だからです。
人間と言うのは、その人自体の生活があるわけでそれを保障するような給与払う必要があります。また、その業務を覚えるまで一人一人教育というものに時間をかけないといけません。しかも個人差があり、技術・サービスのレベルは均等になりません。
さらに、覚えるのに時間がかかるのに覚えても忘れてしまいます。なので一度、教えても、まだ随時、確認のシステムや技術が下がらないようにより高いレベル勉強会などする必要が常にあります。
さらに人間と言うのは労働8時間というのもあり24時間は働けない。
さらに契約期間というものをある。それも変動があって、状況によって早期退職なんて事もあり、その場合また新しい人を最初から教えなおさいといけない。
なので、時間的な制約もかなり多いです。
そういうことで非常に高コスト。
だからはっきり言ってしまうと、その業務から人間をカットできれば長期的で大幅なコストダウンが出来る。
だって、一度プログラムを組めばずっと同じ動きを半永久的にし続ける、しかもプログラムだけなら修正も簡単で効率化もすぐにできる、ので人間よりも作業の生産性の向上も簡単なワケです。
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という事は、自動化、AIが移動業界入ってきて物凄くコストダウンします。
という事は、
将来的には"移動"も今の電話のように定額制になったりとか、もっと言えば無料になる可能性はあります。
そうなったときに、旅行と言うのは何の価値があるのでしょうか。
それは、体験を買うという価値です。
だから、今で言うところの、グランピングとか。温泉とか温水プールなんかもちょっと違うけど意味合いとしては、旅館とか、海まで行かなくてよいという意味では同じだろう。
移動自体には、価値はありません。
その先に、楽しむべき体験があるのです。
そうなると、旅行というものを発展させさせていく上で何が必要か。
お客さん目線でみて、移動コストを徹底的にに下げる、そこに価値がありそうです。または、移動自体をアミューズメントにする。ディズニーでいうと、乗り物の並ぶ列を建物の中に作り、並ぶこと自体をひとつのアクションにする、みたいな感じです。
なにせよ、旅行での楽しむ為のレジャー的なもの以外のコストは極端にでも落とせるだけ落とせるのが理想です。
移動時間、乗り継ぎの手間、移動のための時間や場所の確認、
そして"荷物の運ぶ"というコスト。
荷物をずっと持つ、運ぶ労力、このコストは徹底的に下げたほうがより高いサービスを提供していると言えるのは明白だ。
そうなってくるとどうなるのか?
こうなります。
荷物は運びません。
運んでもらいます、送ります。
またはAIが勝手に一緒に運んでくれます。
こうなるわけです。
だから、将来的にはトランク、スーツケースは不要になります。
だから、例えばこうなるわけです。
アマゾンから、アマゾンtravelボックスと言う新商品が発売されました。
内容は、
『こちらのボックスの中に旅行で使いたいものを入れてください。入れましたら蓋を閉じてネットで予約をしてください。そうしますと、業者が取りに参りますので、お客様が予定している宿にチェックイン時間にお部屋に置いておきます。』
というサービスサービスができたらどうだろう?
もちろん、値段にもよるが、富裕層なら間違いなくこのサービスを頼むだろう。
もちろん、プライバシーというか国際的な問題で、海外に運ぶと言う場合は、色々と制約があるかもしれない。
だが、実際に、海外に郵便を送る事はできるわけで、大きい荷物が運べない理由は無い。
で旅行が終わったら送り返せない理由もない、
ということで、将来的にはそうなると考えられている。
つまり、旅行用品を作っているメーカーさんは、トランクルームを作るのは中止して良い。
これからは、テレワークがメインになる。
商談も少なくなると考られる。
つまり、ビジネスのファッションのカジュアル感が始まる。
とゆうか、すでに始まっている。
が、これが手荷物においても始まるということである。
もうこれからは、わざわざ高そうで機能性が低いカバンを持つ必要がない。
月の半分ぐらいは、家で仕事をするのだから、使いやすい、機能性が高いものを使う。
もうちょっと単語的に言うのならば、「快適」、「機能性」の2点が必要となってくるわけだ。
もっと言えば、「ウェアラブル」である。
つまり、道具単体で作っていてもこれからは終わってしまう。
これからは、IT ×荷物と繋がってないといけない。
これからは、すべての業態がITとつながっていく。というのは有名な話だが。
だから荷物も例えば自動追尾システムとか、無くした場合の位置情報で検索できるものとか、携帯の充電器がついているとか、音楽のプレイヤーの機能がついている。とにかくITの機能としての1つのツールでないといけない。
だからそれ自体、道具単体っていうのは、あまりなくなる。つまり、これらはApple Watchである。時計の機能が携帯とつながっている。このように荷物からITとつながるような社会になる。
こういうものがなければ、将来的にはその会社はなくなる。