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メルカリカウルとブクマのUIについて思ったこと

先日ブクマを運営している鶴田浩之さんの記事http://halfway.hatenablog.com/entry/2017/05/09/115003
を読んでいたところ、メルカリカウルとブクマでは設計思想が違うということが書いてありました。

そこで改めてメルカリカウルとブクマを見比べてみました。(iOS)

ぱっと見のデザインは結構にていると思います。
下部にグローバルナビがあり、上部に検索窓、デファクトスタンダートなUIですね。

ブクマはヘッダー部分のUIが本家メルカリに似ているので、時系列的にブクマがメルカリを参考にUIを作り、カウルがブクマを参考にしてUIを作った、という感じですかね。

ブクマの設計思想はスマホの中で書店に訪れたような体験をするためのアプリということをおっしゃっていました。

自分が感じた印象的にカウルは少し違って、あくまでメルカリという大きなマーケットの中の書籍・CDの売買をしやすくするためのブースというような感じですかね。

このあたりの設計思想がUIにも反映されています。
カウルのグローバルナビのタブは、【ホーム・ランキング・出品・激安・マイページ】となっており、商品の売買、お得に商品を買うということに焦点を当てています。
一方ブクマの方は【本一覧・カテゴリ・出品・やりとり・マイページ】となっていて、安さを売りにしているカテゴリは比較的優先度が低めに設定されています。(本一覧のローカルナビ後半)
特にブクマの方は、アイコンを使用したカテゴリタブがグローバルナビにあるのが印象的で、具体的に買う本は決めてないけど欲しい本のジャンルは決まってるっていう人が回遊しやすいような設計になっています。


設計思想からペルソナを作り、具体的な行動をイメージしてUIに起こし実装する。外から見てたらわかるけど、中に入って作っているとなかなかできないこと。こういうわかりやすい例があると参考になりますね。

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