夢を語るのは愚か者か?
いつしか人は夢を見なくなった。
夢は見るものだ。
夢は描くものだ。
夢は抱くものだ。
夢は語るものだ。
馬鹿にされたって良いじゃないか。
自分の夢は自分のものだ。
誰かに馬鹿にされた程度で挫けるような夢ならばいっそ捨ててしまえば良いさ。
そして、気付かせてくれた誰かさんにありがとうと感謝を込めて、僕たちはまた次の夢をみよう。
夢を見れずに、足を引っ張る何かは放っておけ。
夢は掲げるものだ。
見るのは足元じゃない。上が良い。
いつか、そんな何かは気にならなくなるほどに高く、高く。
さあ、皆ついてこい!
と勇ましく語れる夢が良い。
誰かのすくいとなるような、そんな素晴らしい夢でなければ、いっそ捨ててしまえば良いさ。
ちっぽけな夢からだって良い。
些細な夢だって良い。
誰かの特別でなくても、自分だけの特別と思える夢を持とう。
いつかそんな素敵な夢を見れるまで、何度も何度も夢を見よう。
大人だって夢を持とう。
子どもだって夢を持とう。
いくつであっても、夢を持とう。
人の夢、人の夢。
これは僕の夢。
世界が平和でありますように。
これは僕の夢。
言葉で人を救えますように。
これは僕の夢。
毎日が心躍る楽しい一日であれますように。
これは僕の夢。
こんな僕の、この夢に、いつか大勢の誰かが笑顔でついてきてくれますように。
これは僕の夢。
そしてその誰かも素敵な夢をみて、
そして笑って死んでいけますように。
これは僕の夢。
僕も、笑って死ねるその中の一人になれますように。
これは僕の夢。
いつか、皆が、たくさんの夢を語る素敵な世界になりますように。
これは僕の夢。
これは僕の夢。
これは僕の夢。
さあ、君の夢は何だい?
心配はいらない。僕だけは、君の夢を笑わないから。
だって、こんなに大きくて叶いそうもない夢を、君は笑わずに聞いてくれたのだから。
さあ、君の夢は何だい?
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