秘密倶楽部での調香Part1.
上記記事の続編です:
主催者Nさんからの入金、そして打ち合わせも完了し、遂に!人生初体験の日。「秘密倶楽部の集会」に、プロ調香師として馳せ参じる事になりました。開催場所の某、高級マンション(8~9千万ぐらいしそう)に集合です!てっきり、夜から始まるのかと思いきや、夕方からの開催でした。
今になって振り返ると、いきなり「○○なコト」が始まる訳ではないのね。
人間が、ホント、「社会的な生き物」である事をつくづく感じている今日この頃の私です。まぁ、当たり前と言えば、当たり前ですよね(笑)なので、きっと夕方からじっくり時間をかけて。なんだな~と。
すごく広いリビングルームに案内されると、「まったく普通の笑顔」「普通の初めまして。」の、挨拶があり、男女共々、にこやかに談笑されています。「Nobuyaさん、ようこそいらっしゃいました。今日はお世話になります」と、Nさんが私を紹介されます。そして、「楽しんでいってくださいね」と、ドリンクを勧められました。
普段はすぐに人の輪の中に入っていく私も、この日は、ちょこん”とNさんの隣に座りました。緊張しているというよりも、「秘密倶楽部」なので、じっくりと人間関係を作っていくほうが、信頼されるように感じたからです。
テーブルを見渡すと、豪華なお料理や高級ワインが並べてあります。そして、ちらっ、ちらっと、遠慮がちに参加者に目をやると、やはり「秘密倶楽部」ならでは。「仮面舞踏会」のようなマスク着用の男女が数名おられました。Nさんが、「彼らは恥ずかしがり屋なんですよ」、「Nobuyaさん、どうか失礼をお許し下さい」と、一言。されど、圧倒的に素顔のまま。の方が多いのは、意外でした。顔バレ。は気にされないのかな・・・?
いつもは、好奇心旺盛の私ですが、パーティに来る前に決めて来た事がありました。
1.質問したくても、グッとこらえよう。
2.そして後日、Nさんに聞きたかった事は聞こう。
の2つです。なので、ここは、我慢・我慢・・・。様々、質問すると、参加者の方々の警戒心が高まるのでやめておこう。と、私なりに判断したのです。
男性陣は、医師、弁護士、っぽい人や、とてもファッショナブルでダンディな紳士。などなど、プロフェッショナルっぽい雰囲気の方が多いように感じます。年齢層も30代~60代と幅広そう。女性陣は、マダムっぽい女性から、モデル事務所におられそうな若くて長身の女性、そして、母娘で参加???→みたいに呼び合っている女性二人組もおられます。
話も弾み、雰囲気が和んで来た時の事。白いソファーで私と話していた、キュートなルックスのマダムが、ニコッっ”と微笑みながら、私の手を取り、「Nobuyaさん、今日は貴男の才能に期待していますね。楽しくやりましょう。」と、私の手の甲に軽くキスされるのです。そしてその後!間髪入れずに!マダムは隣のダンディ紳士と一瞬、目と目を合わせ微笑されたと思いきや・・・・
「すご~~く、ディープなKISSが私の真横で始まったのです!」
私は、心の中で「わぁ、本格的に始まった~~~」と、子供のように興奮(笑)そして、Nさんを探すべく、部屋中を見渡すと、「OK。任せろ。」みたいな、Nさんの目線合図。Nさんがソファーに座っていた私の肩を軽く叩かれ、ディープKISSのカップルにも、目線で合図、そ・し・て
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ディープキスのカップルと共に、事前に調香道具を運んでおいた、
マンション内の別ルームへと私は誘導されたのです。
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Part2.へ続く
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