賞金総額7000万円超の『プレミアパデル』とは
Bonjour.
皆さんこんにちは。
ただいま、パリにおります。
なぜか?
理由は、テニスの全仏オープンが行われるローランギャロスでパデルの大会が行われているからです。
大会名称は「Greenweez Paris Premier Padel Major」
1.5万人が収容されるフィリップシャトリエコートにパデルコートがあるんです!!
Premier Padelとは
今年度から新設された大会となり、FIP(国際パデル連盟)が主催する唯一のグローバル大会となります。
4つのトップカテゴリーがあり、その中でもトップのメジャー大会が年に4回(カタール・ドーハ、イタリア・ローマ、フランス・パリ、メキシコ)で行われます。
※テニスのグランドスラムと同じ立て付けですね。
2022~23年で10大会、2024年以降は年に25大会以上開催を予定しているようです。
Premier Padelが新設された目的として、新しいトーナメント・新しいブランド・新しいパートナーやスポンサーによって、パデルをグローバル化させること。
つまり、組織を国際化させ、新しい商業ビジネスモデルを拡充し、パデルが本当の意味で「メジャースポーツ」になる準備を進めています。
パデルの成長度合いとは
近年で最も成長しているスポーツはパデルといって間違いないでしょう。
全世界で2500万人以上のプレーヤーがおり(過去5年間で倍増)、特に男女比が等しく、あらゆる年齢層とバックグラウンドに及んで親しまれているスポーツである。スペインやアルゼンチンなどでは、サッカーに次いで人気のあるスポーツである。
Key stats
各メディアやWEB上でパデルについて色んな数字が記載されていますが、2022年7月時点での最新のパデル情報は下記になります。
Premier Padelの賞金は?
今回のパリ大会をはじめとする最高ランクのメジャー大会では、1大会の賞金総額が€525,000(7350万円)です!
※€1=140円換算
一人あたりの賞金は下記です。
また、FIP主催のPremirer Padelとは異なる団体が行うパデルツアーでは、下記のような賞金額です。
ちなみに、、、テニスの全仏オープンのダブルスの賞金は€580,000(8120万円)で10倍以上の差があります、、、
※シングルスの賞金は約3億円です。。。(驚愕)
と、まだテニスとパデルでのビジネスの差はありますが、それでもテニスの歴史と規模を鑑みると10倍程度しかなく、パデルの成長度合いを考えると5-10年で追いつくことが見込めます。
オフィシャルパートナー
ビジネス観点として、今大会「Greenweez Paris Premier Padel Major」のオフィシャルパートナーを見てみると、、、
GREEN WEEZ:健康や環境に配慮した製品のECサイト
BNP PARIBAS:欧州のメガバンク
POSiTiVE THiNKiNG COMPANY:IT基盤・コンサルティング
Renault:自動車メーカー
Wilson:スポーツメーカー
LACOSTE:アパレルブランド
mejor SET:パデルコート敷設会社
RMC sports:スポーツメディア
Le Parisien:フランススポーツメディア
スポンサー数は多くはありませんが、国内大手の企業がパートナーとして名を連ねています。
最後に
Premier Padelのパートナーであるカタール・スポーツ・インベストメント(QSI)がパデルの価値向上のために、多額の投資をしており、パデルのオリンピック競技採用に向けて全速力で進んでいます。
パデルの経済規模は指数関数的に伸びており、各メーカーでラケットの生産が全く追いついていないくらい、需要が拡大しています。
パリにはあまりパデル施設がありませんが、それで平日で数千人の人が来場しています。パデルの人気は底知れません。
まずは、大会の概略についてまとめてみましたが、次回は日本と世界の差について、そして、大会レポートもまとめていきたいと思いますのでお楽しみに!
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