オランダから学ぶ日本の未来・その1〜いざオランダ!!
2013年8月。
僕はオランダへ行きました。
これからの日本のあり方(特に教育分野)を探求するため。
その鍵となる人物に会うためです。
周りからは、完全に旅行と思われていましたが、僕の感覚は「遊学」
江戸時代の若者が、名高い学者や論客の元を訪れた。
あの感覚でオランダに向かいました。
きっかけは、NHKでやっていたドキュメンタリー番組。
教育評論家の尾木ママが、オランダの小学校を訪れ、オランダの教育をレポートするという内容でした。
日本とのあまりの違いに愕然とし、こういう教育が当たり前に受けられる国にしたい!と心から思った僕。
番組のエンドロールに、監修した方の名前を見つけました。
リヒテルズ直子さん…。
すぐさまインターネットで検索。
もともと九州の出身で、オランダ人の旦那さんと結婚してからはオランダ暮らし。
教育評論家として、オランダの教育・社会のあり方を日本へ伝える活動をしている。
特に、「イエナプラン教育」についての造詣が深い。
著書多数。
ピンときました。
この方に会うべきだと。
そして、フェイスブックでリヒテルズさんを検索。
ネットストーカーばりに探す!までもなく…リヒテルズさんを発見!
すぐさま友達申請。
申請が承認されたタイミングで…熱いメッセージを送りました。
フェイスブックに当時のメールが残っていましたよ。
恥ずかしいけど公開してみましょう。
先日は、突然の友達申請にも関わらず、ご承認頂きありがとうございました。オランダに住み、教育のあり方について発信されているリヒテルズさんと繋がりが出来たこと、とても嬉しく思っております。私は、自動車会社のHONDAで働く傍ら、キャリアカウンセリング、キャリア教育について個人的に学んでいます。将来的には、日本のキャリア教育に良い影響を与える活動をしたいと考えていたところ、オランダの教育にはお手本にすべき所が多々あることを知りました。
そこで8/12~15の短期間ではありますが、自分の目でオランダという国を見てこようと決意した次第です。ただ、見学可能な学校の情報等々、収集に苦労しており、リヒテルズさんのお知恵をお借りできれば非常にありがたいです。(訪れる都市はまだ決めていません。外部に開かれている学校の情報を頂ければありがたい限りです。)不躾なお願いばかりで申し訳ありませんが、是非ご助言下さい。また、せっかくの機会ですので、リヒテルズさんと教育やオランダの生活について、直接お会いしお話しさせて頂ければ、何よりありがたいです。
追伸:先日、教育評論家の尾木ママさんが、TV番組の中でオランダの教育の素晴らしさを語ってらっしゃいました。少しずつではありますが、日本でもオランダの教育が認知され始めていると感じました。日本の教育を変えていくために自分に何ができるか、今回のオランダの旅を通して見通しを立てたいと思っています。以上、長文を失礼致しました。何卒よろしくお願い致します。 新谷 暢敏
なんと、厚かましい!!
どこぞの若造にこんな濃い文章を送りつけられたら…ドン引きですよね。
ただ…リヒテルズさんは大きかった。
ちゃんと返信をくれました(^-^;
尾木ママはお友達です。オランダに関する情報源は多分みな私です。オランダにいらっしゃるとのことですが、この期間は、学校も職場もみんなバカンスシーズンで、だあれもいない、という状況です。ざんねんですが。私は、10日ごろ、今いるフランスから戻ります。
心の中でガッツポーズをし、すぐさま返信。
早速のお返事、誠にありがとうございます。尾木ママさんとリヒテルズさんの対談が本になったりもしていましたよね。そちらにも目を通そうと思います。やはり、8月はバカンスシーズンなのですね…。残念ですが仕方ありません。今はフランスにいらっしゃるんですね。よろしければ、13日か14日にお時間頂けないでしょうか?ちょうどハーグを訪れようと考えていたので、是非よろしくお願い致します。
2往復目で、アポイント交渉(汗)
果敢な25歳。
そして、この時点ではまだフライトの予約は全くしていない(汗)
こんなオラオラ系のアプローチに、リヒテルズさんはしっかり対応してくれました。
ハーグにいらっしゃる時間が決まりましたら、ご連絡ください。できれば市立美術館gemeente museum周辺で1時間以内でお願いします。13日でも14日でも結構です。
アポイントゲット!
この時ほど、フェイスブックのありがたみを実感した時はありません!
こんな流れで決まった、オランダ遊学。
リヒテルズさんとの出逢い、そして、オランダで感じ取ったことが、僕の人生に大きな影響を与えるとは、思ってもいなかったのです…
「その2〜陽が開くとき」につづく