14歳の栞
アップリンク吉祥寺にて。
ある中学校の2年生のクラス、35名のドキュメンタリー。
この映画満席だったり、良い席残ってなかったりで結構話題となっているみたい。この日も席が残り少なくて一番前の席だった。少し見づらい。
いやー、良かった。というか良いなー。
なんかやっぱり若いっていいな。希望で満ち溢れてるな。
と、おじさんになると学生たちを見ていて思うし、キラキラしてるし真っ直ぐだし前途ばかりで希望しかないじゃん!って思うんですが、中学生は中学生でたくさん悩んだり考えたりしているんですよね。当たり前だけど。
小さな悩みだよーとか、大人になったらな〜、とか思うけどそんなことどうでもよくて。中学生を生きてる時間はそのときそのときがとても大きくて、悩みに大きいも小さいもない。
それに恋にあんなに純粋で真っ直ぐに向き合っているのを見て、あああ大人になっちまった、、汚れてしまったと大反省でした。
中学生の頃の自分が思っていた、こんな大人には絶対になりたくないっていう大人になってしまっていました。
残酷でした。
でも中学生って大人が思っているよりもだいぶ自分のことや周りのことに気を遣っているし考えてもいる。
人生の経験は当たり前だけど少ないし、判断材料は少ないけども、今ある自分の持っているもの全てを使って精一杯生きているし、考えている。
自分なんかよりよっぽど大人だな。
ただひたすら懐かしくて、羨ましくて、悲しくて、綺麗な映画でした。
映画館からの帰り道はわざわざ地元を経由して中学生の頃を回顧しながら散歩してかえりました。みんな今どうしてるのかな。あれからもう15年。おっさんになりました。