第2話 備えあれば憂いなし
9月29日 記録:森蘭丸
殿は申された。
利家(前田利家)、儂が思うに徳川は負ける気満々よ。あやつにとっては織田につこうが武田につこうが生き残ることができればそれでよい。家康のFacebookの投稿が急に減った。あれだけ毎日10回近く更新する男が1日以上更新がない。恐らく儂に見えぬよう更新しておろう。その証拠に榊原康政のTwitterのアイコンが天秤に変わっておった。あれは織田と武田を天秤にかけておる家康の間接的な意思表示であろう。油断できぬ。それゆえ三河との国境を固めよ。そしてドローン撮影機100機を三河と信濃の国境付近に飛ばし、武田軍を見かけ次第Twitterに写真を自動でアップさせよ。即座に丹羽長秀が武田家甲冑選挙をTwitterで実施する。
長秀、利家のドローンから送られて来る写真を元に織田の公式Twitterアカウントで1つイベントを仕掛よ。イベントの名は武田家甲冑選挙でよい。ドローンから送られて来る写真を次々とアップし人気投票をするのだ。できる限り古株武将と人気若手武将で競うような見せ方をせよ。武田信玄が弟の一条は血気盛んな男と聞く。あの者に勝頼をぶつけよ。手が足りなければロシアを使って古株がすねるように選挙結果を操作しても構わぬ。
勝家(柴田勝家)、楽天とAmazonの拠点に乗り込み駿河、三河、遠江への民間配送ができぬ可能性を指摘して参れ。代わりに ㈱織田物流を設立するゆえ織田物流経由で配送ルートを保証すると伝え、織田物流経由ならPt還元100倍と触れて回れ。その資金は織田が出そう。それでも楽天とAmazonがごねるようであれば織田物流の株を10%づつ持たせても良い。かわりに武田側の物資は日付指定不可能で配送に1ヶ月はかかると触れ回れ。
光秀、おぬしはヤマハ、スズキといった地場職人衆に中立を保つよう交渉して参れ。中立を保つなら本領安堵し、望む規模のテストコースを作り与えよう。それでも言うことを聞かぬようであればヤマハからはトリシティを1万台、スズキからはジムニー1万台を買い上げよう。それでもなおごねるようであればトヨタとの連携を終了させよ。
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