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24/10/5山括弧塾 清水将吾 限界概念論―私の存在から鏡の世界へ 第二回講義メモ

24/10/5山括弧塾 清水将吾 限界概念論―私の存在から鏡の世界へ 第二回講義メモ 第二回の講義における清水氏が主張  ・左右という空間が持つ「向き性」は、現実世界が、可能的な世界(鏡の世界の様に空間の向きだけが反転している世界)との対比によって、こちらの現実世界が持たざるを得ない、空間に内在しつつ偏在している「向き」である。 しかし、現実の世界における向き性は、可能的な世界との対比によって決まるのか?むしろ可能世界(鏡の世界の様に空間の向きだけが反転している世界)にお

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      『情況』谷口一平論文『「マイナス内包」としての性自認の構成』読解メモ 谷口氏(著者)の主張 ・性自認は語りえない。 この論文の構成は、全部で6節により構成されている。 1.はじめに 2.「性自認」概念を巡る社会的混乱 3.「性自認」概念のかかえる哲学的困難 4.原罪、あるいは「無」の性的主体への開設:キルケゴールを手掛かりに 5.原罪前成立説と原罪後性自認成立説 6.「マイナス内包」としての性自認の構成 1.2節が論文の導入部であり、3節から第〇次内包としての性自認の語り得

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        24/9/28山括弧塾 清水将吾「現実性概念―私の存在から鏡の世界へ」第一回講義メモ 清水氏の主張 ・副詞的な様態(美しく、明るく等)は事態に内在しつつ偏在している。 ・副詞的な様態の間にはそれぞれ階層性が存在する。(ある副詞的様態は、他の副詞的様態に対して内在しつつ偏在する事が出来る。) ・階層性が異なる副詞的様態の間で内在しつつ偏在する様に働く力は一方通行である。 ・最も階層性が高い(つまり一番外側から働く)副詞的様態は「絶対的限界概念」である。 例)「この花は明るく

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          現実性の問題ⅠからⅡへの変化点(相違点)  現実性の問題Ⅰでの円環モデルにおいては、可能性の場(円環右半分)から潜在性への場(円環左半分)への移行にギャップ=裂け目は明記されておらず※、ギャップ=裂け目は(切れ目の入った円環=閉じた円環ではなく、螺旋状の円環である事を示す)潜在性→顕在化への移行の間に存在すると明記されていた※※。(しかし可能性から潜在性への移行が「転回」という言葉によって明記されていた様に※※※、ギャップという意味は既に込められていた様に思える。即ち、現実

        24/10/5山括弧塾 清水将吾 限界概念論―私の存在から鏡の世界へ 第二回講義メモ

          雑記

          ―飢え 空腹はパンに糧としての善を投影する。しかし充足状態は糧としての善も、パンと私の関係も断ち切られている。飢えているものだけが、パンとの関係性を保つ。暗さの根源を求めて独り時間を掘り進めてゆくと、やがて光に接触する。天才とは暗夜をくぐり抜け真理の王国への入る資質を有する者の事である。凡庸な私はどうすればいいのか。自らの純粋なものを見据える、その注意力が祈りの次元に達するまで。 飢えるものは幸いである、その者はみたされるであろうから。 ―義務 私のレーゾンデートル(存在理