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台湾にはどんなタイプのカフェがある?
台湾に住んで良かったと思えるのが、魅力的なカフェが多いことだ。日本でも、コーヒーチェーンはよく利用していたが、心地よさや長居のしやすさで言えば、台湾に軍配が上がる。
とは言え、台湾に住まない限り、台湾カフェを片っ端から訪れるというわけにも行かないだろう。そこで、タイプ別にカフェを分類し、自分の好みに応じて選んでもらえるようにしてみた。
1.全国チェーンのカフェ
★星巴克(スターバックス)
日本では全国隅々までスターバックスが店舗を出しているが、台湾でも「スタバ」の勢いは強い。今や、ちょっとした町ならどこでもスタバがあるので、プレミアム感はあまり無くなっている。コーヒーの味も普通。
ただし、台湾のスタバは、歴史的建造物を活用するケースがあり、やや大型の建物を入居して、他の店舗と同じ値段でコーヒーが飲めるようになっている。
写真の店舗は、MRT龍山寺駅近くにある艋舺店。日本統治時代の商店ビルをリノベして、スタバの店舗として活用している。
★路易沙・咖啡(ルイーザコーヒー)
今や、スタバに代わって、台湾のコーヒーチェーンの代表に上り詰めたルイーザ。スタバの半額でコーヒーが飲め、街の至る所に店舗があるので、低予算でリピートするには最適。コーヒーの味は価格相応。あくまでも長く安く滞在するためと割り切って利用するのがよい。
スタバも店舗を出さないような地方の小さな町にも出店するようになっている。
2.伝統系チェーンカフェ
スタバやルイーザといった新興勢力に対して、台湾(特に台北)に広く展開するカフェチェーンもある。
★丹堤咖啡
台北で昔からよく見かけるカフェチェーといえば、やはり丹堤だろう。深緑が基調の看板でお馴染みのこのカフェは、年配者にとっても利用しやすい庶民的なカフェ。フードメニューも充実していて、簡単なお昼や夕食を食べに来る人も多い。
落ち着いた雰囲気で各席が比較的ゆったりしたつくり。言語交換や語学レッスンにも使いやすいのだが、残念なことに新興勢力に押され店舗は少しずつ減っている。
コーヒーが取り立てておいしいわけでもないのだが、馴染みやすいチェーンなので、ぜひ頑張って欲しいところだ。
★怡客咖啡
丹堤ほど店舗が多くないものの、「イカリ(怡客)」コーヒーも台北市内で健闘している。こちらは白が基調の店内で、「落ち着きの丹堤」に比べて「明るいイカリ」といった感じ。
両者では、イカリの方がほんの少し高いが、クオリティは大体同じだ。
3.小規模地域限定系コーヒーチェーン
丹堤やイカリは、台北に住んでいればほぼ全員が知っている有名店だが、中には地元でもあまり知られていない「隠れ?」コーヒーチェーンもある。
★YO COFFEE
台北には、大手ではないカフェチェーンがちらほら見られる。こちらのチェーンもその一つ。淡水駅前にも支店があり、筆者も頻繁にお世話になっている。(本店は天母のようだ)
コーヒーにとりたてて特徴があるわけではなく、いわゆる名店にはカウントされないが、地域密着で店舗ごとにオリジナリティがある。淡水店の老闆(マスター)はコーヒーを少し割引してくれたり、何かと気を遣ってくれる。おそらくフランチャイズ形式をとっていて、店ごとの裁量がかなり認めらているのだろう。
淡水店は、MRT淡水駅からも近いので、利用しやすいと思う。
★LAOO COFFEE(老窩咖啡)
YO COFFEEよりも少しシックで、ほんの少しだけおしゃれ感もあるのが、こちらの老窩咖啡。台北中心部の日本人が多い地域には支店がないのだが、本拠地の桃園市の他、淡水・石牌・基隆などにも店舗がある。
しっかりしたブランチを提供するのが特徴で、食事を兼ねてコーヒーを飲みたい時は、使い勝手が良い。桃園や淡水、基隆などに出かける時、利用しても良いかもしれない。
筆者はときどき、149元のブランチを食べる。ローカルの小吃に比べると少し高いが、台湾はブランチやスイーツが概して高く、ここはリーズナブルな方に入ると思う。
店舗によっては、夕方に閉店してしまうところもあるので、営業時間については事前に確認してほしい。
4.最後に
おしゃれカフェの情報は、雑誌やネットでどんどん探せるが、このような普段使いのカフェは在住者を除くとまだまだ知られていないのではないだろうか。
筆者も予算の都合などにより、この手のカフェを結構利用している。おしゃれカフェやこだわりカフェに行くのが億劫に感じられる時は、このようなカフェの候補に入れておくとなかなか便利だろう。