のぶもん@台湾

台湾に住んで5年目。夕日が美しい台北郊外の淡水に住み仕事をするかたわら、ヒマさえあれば台湾各地を飛び回り、台湾に残る日本の面影や台湾の人々のリアルな暮らしぶりをリサーチしています。特に、日本統治時代の日式建築やレトロカフェ、知られざるローカルグルメを訪ねることに興味があります。

のぶもん@台湾

台湾に住んで5年目。夕日が美しい台北郊外の淡水に住み仕事をするかたわら、ヒマさえあれば台湾各地を飛び回り、台湾に残る日本の面影や台湾の人々のリアルな暮らしぶりをリサーチしています。特に、日本統治時代の日式建築やレトロカフェ、知られざるローカルグルメを訪ねることに興味があります。

マガジン

  • 台湾カフェストーリー

    台湾各地で増えつつあるカフェ。台湾のカフェ人気はとどまるところを知りません。そんなカフェの中で、個人的に印象に残ったカフェを紹介して、台湾カフェ巡りの参考にしてもらえればと思います。

  • 台湾老建築ものがたり

    台湾に残る老建築。日本統治時代に、建てられたものも少なくなく、観光資源としても注目が集まっています。その一方で、莫大な修復費用・有意義な使い方など、課題も山積しています。そのような台湾の老建築にまつわる話をまとめていこうと思います。

最近の記事

【台南】泥温泉の街にひっそり息づくカフェを訪ねる

この間、台南市北部の温泉街・關子嶺を訪れた。ここは、台湾でも非常に珍しい「泥温泉」で有名な場所。 数年ぶりに泥温泉の日帰り入浴を楽しんだあと、温泉町にカフェがないかどうかGooglemapで探してみた。すると、コーヒーロードとも呼ばれる周囲の山岳道路エリアだけでなく、温泉街の中にもカフェがあるようだ。 ということで、初めてお邪魔する温泉カフェで、風呂上がりのコーヒーを楽しもうと思う。 「妙湛小屋」は、レトロな外観の小さなカフェ。關子嶺温泉のホテル街から少し坂を上がったエ

    • 高鐵の車内誌が最高!!!

      台湾国内を旅行するとき、結構お世話になるのが、高鐵。歳を取ると、安くて便利な高速バス(特に夜行)に乗るのも少々しんどくなってくる。そこへ行くと、高鐵は揺れ少なく、所要時間も少ない。台湾の中部や南部を1日歩き回ったあとでも、あまり疲れずに台北へ戻ることができるのが本当に有り難い。 そんな高鐵での楽しみの一つが月刊の車内誌「T Life」だ。主に、台北から高雄までの高鐵沿線の見どころやローカルグルメを紹介する内容になっているのだが、毎月取り上げられる内容がとてもシブいのだ!

      • 深坑老街に息づくレトロ建築のカフェ

        1.臭豆腐で有名?な深坑 8月に久しぶりに深坑老街へ遊びに行った。深坑は、台北の市政府からバスで20分ほどで行ける小さな町だ。この町には、大変綺麗な町並みを残す老街ができており、週末ともなると、多くの観光客でごった返す。 この町は、臭豆腐を中心とした豆腐料理で有名な町。臭豆腐の印象が強いせいか、何となく足が遠のく人もいるかもしれないが、実際は、臭豆腐が苦手でも十分楽しめる良い町だ。 2.老街の小さなカフェを訪ねる 老街の中ほどにある小さな店「歐里人文空間」は、徳興居と

        • 台湾は停班停課!でも営業するお店もある

          台北は昨日から、停止上班上課(停班停課)に入っている。これは、台風による雨や風の強さが一定基準を超えると、市政府が市内の公的機関、学校、企業などの休業扱いにするというもので、台風時の台湾と日本の扱いの差の例として、時折話題になる。 今回の台風18号は、当初大型で勢力が強いと言われていたが、とにかく速度が遅く、10月3日(木)11:00時点で台湾に上陸していない。それでも、風向きや地形の関係で、台湾北部も時折強い風や雨に見舞われることがあり、早々と昨日から停班停課となっている

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        • 台湾カフェストーリー
          6本
        • 台湾老建築ものがたり
          2本

        記事

          台湾のカフェで明らかにプリンが増えている!

          台湾のカフェは、スイーツにも力を入れるお店が多いが、そんな中、密かにメニューで目立つようになったのが「プリン」だ。 1.お手頃で満足度の高いスイーツ?! 例えば、先月訪れた中正紀念堂エリアのカフェ「Ming Coffee」。細い路地に面したお店で、店内はモダンで明るい雰囲気だ。このお店にもプリンがあり、100元でご覧のような立派なプリンが頂ける。 プリンは少し固めで、プリンの甘みもカラメルの甘さ、苦さも程よい感じだ。プリンのお皿は、金属製。ただ、アルマイトのようなヤワな

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          クアラルンプールの繁華街でおしゃれカフェに潜入

          7月24日。マラッカから高速バスに乗り、無事にクアラルンプールの街に到着した。 KLセントラル駅前の小さなホテルにチェックインしたら、早速、市内に出かけてみることにする。klセントラルから観光客人も人気の繁華街「ブギッ・ビンタン」へは、モノレールが便利だ。MRTが徐々に整備されたKLでは、モノレールはちょっとレトロな乗り物になりつつあるが、ずっと高架を走るので、街の景色を眺めながらブギッ・ビンタンに着ける。 この辺りは、来るたびに新しい街の装いを見せてくれる。屋台街のアロ

          クアラルンプールの繁華街でおしゃれカフェに潜入

          マラッカの街角で香り高いコーヒーに出会う

          7月22日。楽しかったインドネシア・スラバヤを離れ、マレーシア・マラッカへと移動した。10数年ぶりに訪れるこの街でも、ちょっとコーヒーブレイクをしてみた。 マレーシアでメジャーなコーヒーは、まだまだホワイトコーヒー。練乳と砂糖がたっぷり入ったこのコーヒーも好きではあるのだが、朝食時にいただいたら、それで十分。昼ごはんのあとには、手沖コーヒーを飲みたくなる。 マラッカには、本格的なコーヒーを飲ませてくれるカフェもあるようなので、早速試してみようと思う。 「Coffeeba

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          インドネシア・スラバヤのオシャレカフェでラテと豆腐料理をいただく?!

          インドネシア・スラバヤの旅は、いつもの旅と少し違う新鮮さがあった。というのも、スラバヤという町は観光メインではなく、どちらかというと普通の産業都市なのだ。 そのため、観光地然とした商店が非常に少なく、普段着のインドネシアを歩き回っている気分にさせてくれる。そんなスラバヤで出会ったおしゃれカフェ。そこには楽しいミスマッチが待っていた。 スラバヤでもかなりおしゃれなエリアと思われる地区。こちらのタンジュンガン通り沿いに位置するのが「Toko Kopi Padma」だ。古い建物

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          インドネシア・スラバヤの街角カフェに入ってみる

          1.スラバヤのホテル近くにカフェ発見 今年の夏は、幸いにも8日間休暇を取ることができ、インドネシア・スラバヤとマレーシア・マラッカを訪れている。インドネシアを訪れるのは7年ぶりくらいなので、本当に懐かしい。しかも今回は、初めて訪れるスラバヤという町に滞在する。インドネシアのカフェ事情が全く知らないままのスラバヤ滞在。どんなカフェに出会えるのだろうか? 今回泊ったホテルは、旧市街エリアのはずれにある「River View Hotel」という中級ホテル。中級とは言え、部屋もき

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          金門島の旅の最後に「酔える」コーヒーに出会う

          わずか3日間の滞在だった金門島。だが、様々な出会いがあって、金門空港を離陸するまで、本当に楽しかった。カフェとの出会いもまた、独特なものだった。 というわけで、金門島のカフェをもう一軒だけ紹介したい。 1.映画のロケ地になった陽翟老街数年前に公開され、話題になった台湾映画「軍中楽園」。金門島に駐留する国民党軍のための慰安婦と軍人たちとの群像劇だ。センシティブな内容の映画だが、なかなかの良作だ。この作品のロケ地の一つになったのが、陽翟という小さな集落なのだ。 この集落には

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          金門島の隠れ家レトロカフェを発見!

          1.金門島の小さな集落・古崗 金門島の中心都市・金城からバスで20分。古崗という小さな集落の民宿に泊まった。金門では、小さな集落の中に残る伝統家屋をリノベして、民宿として使うところが多い。 そんな、古崗の集落の中に、一軒の洋館がある。「小さな村にレンガ造りの洋館だなんて、随分豪勢だなぁ」と思っていたら、実はこの建物、約100年前に建てられた、当時の学校だったのだ。 学校の名前は「古崗学校」。中華民国になってからすぐに金門島各地で建てられた学校の一つだそうだ。 2.レト

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          【金門島に素敵なカフェはあるか?】

          4月の清明節の連休に、金門島へ旅行に行った。なんと約5年ぶりの金門旅行だったのだが、金門旅行で気になっていることがあった。それが「金門に良さげなカフェはあるのか?」という疑問だった。 金門島は、中国大陸の廈門沖数kmの場所に位置する小さな島だ。今年の旅行が金門2回目となるのだが、台湾よりも福建省の趣を強く感じる独特の街の風景は、台湾旅行に慣れた人にとっても、新鮮な体験になりそうだ。 そんな金門島、地理的に台湾島からの旅行客はまだまだ多いとは言えず、インスタ映えするスポット

          【金門島に素敵なカフェはあるか?】

          セブ島カフェストーリー2~手沖咖啡は少ないけど、個性が際立つセブのカフェ

          セブでは、Tom&Tomsのほかにも、何軒かカフェを巡ってみた。フィリピンのコーヒーといえば、ミルクと砂糖がたっぷり入ったインスタントコーヒーのイメージが強かったのだが、おしゃれなカフェや豆にこだわったかフェアも登場しているようだ。 1.ITパークの中心にある、おしゃれカフェ セブでも最先端のオフィスエリア.ITパークには、ちょっと高いがおしゃれなカフェが増えてきた。その中でも特に人気があるのが「Civet Coffee」だ。オフィスビルの1階に店を構え、周辺で働く人の憩

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          セブ島カフェストーリー1〜セブにもおしゃれカフェの波がやってくる!

          1.むかしは、3in1のコーヒーばかりだったが・・・ 3月14日~18日に、5年ぶりにフィリピンのセブ島を旅行してきた。セブはかつて、筆者が2か月間の英語留学を経験した思い出の地。その後、何度か訪れたものの、コロナ期間は訪れる機会もなく、ようやく久しぶりのセブ訪問となった。 語学留学時代に、セブで何軒かのカフェに行ったが、当時はまだコーヒーの淹れ方にもこだわりがなく、WIFI が使えれば助かるなあという程度の存在だった。コーヒーそのものも、3in1(個包装でコーヒーの粉末

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          台湾カフェストーリー8~静かな港町のレトロカフェを訪れる

          1.台東北部・成功の町に日本時代の木造家屋が復活 1月の花蓮・台東旅行で、立ち寄った台東縣成功鎮。ここには、日本統治時代の木造邸宅と、レトロカフェの2棟が隣り合わせという、老房子好きにはたまらないスポットがある。日本家屋の方は、昨年修復が終わり、一般公開が始まった「菅宮勝太郎故宅」。日本統治時代の職員用木造家屋は、建築スタイルが比較的似通っているのだが、勝太郎の故宅は、随所に個性的なデザインが取り入れられている。というのも、彼が新港(成功の旧名)の支廳長を退任し、異動を命じ

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          台湾カフェストーリー7~台湾東海岸で出会った手作り炭火焼コーヒー

          1月3日~7日の台湾ぐるっと旅行では、個性的なカフェに何軒も出会うことができた。今回紹介するカフェもその一つだ。 1.海辺の小さな集落にカフェ発見 台東縣の北端・長濱に別れを告げ、再びバスで南下する。旅行2日目は、次の町・成功まで移動すればよいので、時間に余裕がある。ならば、どこかで途中下車して、無名の集落にお邪魔するのも良いかも、と思い。Google mapでたまたま見かけた宜湾という村で降りてみることにした。地図によると、カフェが一軒あるが、食堂はなさそう。。。 バ

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