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澳門漫歩2〜澳門通(マカオパス)について

無事にマカオに着いたが、実はこの時ちょっとドキドキすることがあった。それが、澳門通(マカオパス)だ。

これは、日本で言えばSuicaやPASMO、台湾なら悠遊卡と同じ種類のプリペイド交通カードだ。これがあればマカオのバスだけでなく、多くの商店・飲食店で現金の代わりに支払いができる。

マカオ市内のバス

マカオパス購入には130パタカ(約2,600円)が必要だ。このうち30パタカはカード購入料金で、残りの100パタカはチャージ分になっている。そのため、例えばカードを30パタカで買って、あとで少しだけチャージするというのはできないそうだ。チャージ金額の単位は50パタカ。

今回のマカオ・香港旅行では、この澳門通購入で不安があった。というのも、マカオパスが買えるのが、コンビニや空港の販売所しかなかったからだ。今回は香港空港から越境ターミナル経由でマカオ入りしたため、空港でカードを買う、という選択肢が使えない。マカオの出入国ターミナルにコンビニがなければ、カードなしで、バスに現金で乗らなければならなくなる。

これもまた面倒で、マカオの通貨・パタカを入手するには両替所に行かなければならない。がしかし、Googlemapでマカオの出入国ターミナルを調べてもコンビニや両替所の類が検索できないのだ。さらに、マカオのバスだと香港ドルが使えないかもしれない。(一般の商店などでは使える)

最悪ホテルまでタクシーか?と思いつつ、マカオ側に着くと、巨大なターミナルの片隅にひっそりと小さな現地系コンビニがあった。こちらでマカオパスを購入して、無事にバスに乗れたというわけだ。

貴重なコンビニ

マカオパスを利用すると市内バスは基本的に3パタカ(一部4パタカ)で乗れる。現金だと一律6パタカ取られる(上にお釣りが出ない)ので、このパスがあれば、台湾の町中のようにマカオのバスを活用することができる。

もちろん、バスだけでなく、飲食店などもOK。今回いろいろな店を利用した感触では、一番通用しているのはAlipayなどの中国系支払いアプリ。それと同じくらいマカオパスも通用する。一方、クレジットカードは、小さな飲食店・商店だと使えないところが多く、使えても銀聯(中国系)しか使えないこともしばしば。


町の食堂でも使える

現金はと言えば、普通に使えるのだが、どの店でもレアな支払い方法のイメージだ。マカオ市民はもうほとんど現金を使っていないようで、常備しているコインの数がどこの少ない。観光客が多い国なので、外国人向けに現金使用は引き続き可能だと思われるが、ローカルな店だといずれアプリのみになっていくかもしれない。

先に述べたように、マカオ空港から入国する場合は、空港でマカオパスが買えるので、それほど困ることはないだろう。街歩き派・ローカル旅派にとっては必要不可欠な交通系カード。マカオパスを活用して、気ままなマカオ旅を楽しんでほしい。


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