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台湾カフェストーリーpart5~士林駅前の小さなカフェ

ひさしぶりに、台湾のカフェレポートに戻ろう。今回の舞台は、有名な夜市にも近い士林駅前だ。

MRTの駅を降りて、2~3本離れた路地を入ると、うっかり通り過ぎてしまいそうな小さなカフェ「帶著走(Take Away Coffee)」がある。

カフェ「帯著走」の正面

ちょっと変わった店名だが、中国語を勉強したことがある人なら、「あっ、持ち帰り(帶走)という意味だ」とお気づきになるだろう。そう、だから、英語の”Take Away” も同じ意味なのだ。これでは、持ち帰り専用カフェのように見えてしまうが、少ないながらも店内に座席がある。

わずか数席しかないので、何組かお客さんが来たら、もう満席である。僕がお邪魔したときは、いつも午前中だったので、座れないことはなかった。

小さな店内。壁側に数種類のコーヒー豆がある

さて、早速コーヒーを頼もう。シンプルな美式咖啡(アメリカン)でもよいが、せっかくならこだわりの豆を使った手沖(ハンドドリップ)咖啡に挑戦してみよう。注文の仕方は簡単だ。気になるコーヒーを指さしで頼めば、お店の人も理解できる。

店の軒先にも座席が。喫煙者もどうぞ

喫煙の方は、店の外側の小さな、小さなテラス席がおすすめ。こんなシンプルで小さなオープンテラスは、さすがの台湾でも珍しいと思う。そして、路地の向かい側には、浮世絵(もどき)が描かれている。このカフェのオーナーさんは、日本好きのようで、それが高じて、こんな壁アートを描いたのかもしれない。

店の向かい側に描かれたちょっとヘタウマな浮世絵?

「帶著走」は、強烈な個性があるカフェというわけではない。しかし、リピートしそうな町に、お気に入りのカフェを見つけておくのはお勧めだ。その町に行くたびに、時間ができたら、お気に入りのカフェでひと休みできるというのは、なかなか楽しいのではないだろうか。

「帶著走」
住所:台北市士林區中正路213巷2-1號
営業時間:8:00~19:00(土日は8:30~)

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