台湾は停班停課!でも営業するお店もある
台北は昨日から、停止上班上課(停班停課)に入っている。これは、台風による雨や風の強さが一定基準を超えると、市政府が市内の公的機関、学校、企業などの休業扱いにするというもので、台風時の台湾と日本の扱いの差の例として、時折話題になる。
今回の台風18号は、当初大型で勢力が強いと言われていたが、とにかく速度が遅く、10月3日(木)11:00時点で台湾に上陸していない。それでも、風向きや地形の関係で、台湾北部も時折強い風や雨に見舞われることがあり、早々と昨日から停班停課となっている。
となると困るのが、食事である。停班停課は、市内全域に休業を呼びかけるもので、一般企業のオフィスはほぼ休業している。飲食店もかなりの割合で休むところがあり、コンビニやスーパーの棚から食品がどんどんなくなる写真がSNSにアップされることもある。
では、こんなとき、食事はカフェはどうすればよいのか?一つは、個人でもあえてお店を開くカフェや食堂を探す方法だ。台湾の個人商店は、ほとんどがFacebookのページを持っており、「本日は休みます」とか「本日は営業済ます、ぜひ来てください」といった投稿がされることがある。
とはいえ、多くの人にとっては、とりあえずチェーン店が開いていれば何とかなる、というのが正直なところだろう。そこで、停班停課が発令されても、営業しているチェーンを紹介したい。
1.松屋は平常通り
所用で淡水から士林まで出たのだが、こちらに最近できた「松屋」は、いつも通りの営業だった。早上がりのお知らせなどもない。客の入りはぼちぼち。とりあえず、牛丼系はかなり踏ん張ってお店を開けることが多いようだ。
2.怡客咖啡(イカリコーヒー)などのカフェチェーンはかなり健闘
カフェのチェーンはどうだろうか。同じく士林のイカリコーヒーでひと休みしたのだが、こちらも平常運転。自宅でこもりきりだと嫌な人も多いのだろう、かなり広い店内のお店なのだが、半分以上の席が埋まっていた。
3.マックはむしろ盛況?!
夜は、都合によりマックで頂くことになった。お店に入ったのが夜10時ごろになったのだが、店内は大賑わい。店内のクルーもたくさんいて、スタッフ集めは大変だろうなと思う。
4.最後は大御所のスタバ
昨晩よりも風が強くなり、食事場所が心配になって、淡水の駅前までやってきた。台風でももっともぎりぎりまで開店してくれそうな星巴克(スターバックス)だが、9時50分くらいに訪れたら、なんと閉まっているではないか!さすがのスタバも今日はダメか、と思っていたら、よく見ると張り紙が。「台風の影響で今日は10時開店です」と書いており、ほどなくしていつものように開店した。そして、開店と同時に、韓国人のおばちゃん旅行グループご一行様が店内へ。そうだよねえ、台風でも飛行機が飛んだら旅行には来ちゃうよねえ。
かくして、停班停課でも、台風が直撃している地域でなければ、本社や店主の判断で開店するお店もまあまあある感じだ。台風の時わざわざ旅行するのはお勧めしないが、台風との距離によっては、食うものに困るという事態は避けられる可能性が結構あるので、参考にしていただければと思う。
それにしても、停班停課はいつまで続くのだろう?